【想いを伝えること】大切な人はいつまでもいない

 

こんにちは 心笑庵(@shinsyoan777)です。

 

寒い〜。笑

外は雪です。

今日は特別寒いですね。この冬最高の寒さで震え上がっております。

 

昨日もかめを設置してきたのですが、今日でなくてよかったと心から感じています。

 

 

昨日の様子

周りに置く石を川で拾う

 

いや〜私はヘビと寒さが大の苦手でして。寒いと途端に活動量が低下してしまいます。

 

「早く暖かい季節が来ないかな〜」

とまだまだ冬は始まったばかりだというのに、春を夢見る心笑庵でした。笑

 

 

さて最近身近な人が亡くなりました。

このあたりの年になると突然亡くなる方も多くいらっしゃいます。私も他人事ではないなと感じることも増えてきました。

 

若い時は身近な人が亡くなると、

 

「え〜この前まであんなに元気だったのに・・・」

とどこか他人事と言いますか、自分は大丈夫という謎の確信がありました。

 

 

でも人間いつ死んでしまうかなんてわからないもの。

 

日本人の平均寿命は女性87.45歳、男性81.41歳らしい。
30年前と比べると5歳ほど伸びているみたいです。(参照

 

あくまで平均なんですけど、なぜか自分もそこまで生きられると思ってしまっています。

(これに当てはめると私の人生はあと10年しかないんですね⁈驚)

 

 

私も3年前直腸がんを経験したのですが、その時もギリギリ腸壁を突き破る手前で腫瘍が止まっていたから良かったものの一歩間違えばもうこの世にはいなかったかもしれません。

 

そういう経験をすると自分の死をとても身近に感じてしまいます。

 

「生きてるってそれだけでありがたいな。」

「自分で生きているんじゃなくて生かされているんだな。」

 

そういう風に感じます。

 

経験しなければ、当事者に近くならなければ人間はなかなか気づかないものなのかもしれませんね。

 

ということで今日の話は「大切な人はいつまでもいない」という話をしたいと思います。

 

先に結論から書いてしまうと

「思いはできるだけその時に伝えた方がよい」

です。

 

あなたにも大切な人がいるでしょう。

 

ご両親であったり、家族、友達、お世話になった人。

その人たちに気持ちを伝えていますか?

自分の思いはその人たちにきちんと届いていますか?

 

「気持ちはあってもなかなか口にはできていない」

 

そんな風にもし躊躇があるなら今日の記事を読んでみてください。きっとその人たちに思いを伝えたくなりますよ。

 

 

目次

葬儀に参列して思うこと

 

 

都会の方にはわからないかもしれませんが、田舎に住んでいますとなかなか葬儀に参列することが多いんです。

やはりそれだけ高齢化が進んでいるということですね。

 

でもそんな風に葬儀が頻繁にあると、多くの人にとって形だけの式になっているような気がします。

 

「そんなに関わりはないけどとりあえず参列しとこう。」

「行っておいた方がいいだろうな。」

 

故人をしっかり見送るという気持ちは持ちつつも、どこか流れ作業的になっていないでしょうか?

 

こんなことをいう私も一時期そういう風になっていました。

 

お坊さんの話は大体毎回同じ、参列し焼香を済ませ帰る。神妙な気持ちで行くものの故人を思いやる時間は本当に僅か。
亡くなった方がどんな人生を歩んでこられたのか、どういう思いを持っておられたのか、また残された家族の想い。
そんなことを深く考えることもなく日常生活に戻っていく。

 

このコロナ禍で葬儀はさらに簡素化されたので特にそれを感じるのかもしれません。

 

よく葬儀の中でお坊さんが話されることですが、

「故人は自分の死を通して、生きている人たちに生命の尊さを教えてくれている。」

というものがあります。だけどどこか流れ作業的な葬儀から感じることは

 

人は死が身近にあっても自分ごととして捉えない

 

ということです。

亡くなったのはあくまで別の人、自分はまだまだ生きていけるはずだから関係ない。
意識的には思っていなくとも、無意識的にそう感じているのではないでしょうか?

 

葬儀というものの本来の役割は、参列した人たち全員が故人に思いをはせ、冥福を祈り、残された家族を思いやり、はたまた自分はこれからどう生きていこうかということを見つめ直す機会でもあると思うのです。

 

ですから他人事ではなく自分ごととして捉えるべきなのではないのかと思います。

 

(そう考えるとなおのこと生きていることが当たり前でないという思いが湧いてくるんですよね。)

 

そして自分自身のこともそうですが、周りに人がいることも、それらの人たちが生きているということがどれほどありがたいことなのか、貴重なことなのかを改めて思い知らされるのです。

 

年をとったからでしょうか?

 

その気持ちが昔より強くなってきたように感じます。何気ない会話、何気ないふれあいがありがたくてしょうがありません。昔はこんなこと考えもしなかったんですけど。

 

そうしている内にとにかく想いを周りの人に伝えたいと思うようになってきました。

伝えなければいてもたってもいられなくなってきました。

そして私は、色々な人に向けての思いを言葉にしてその人にプレゼントするという活動を始めたのです。

 

そんな風になったのも自分自身が大切な人に思いを伝えることなく別れることになったからだろうなと思います。

 

 

伝えきることができなかった後悔

 

私の両親はすでに他界しております。

 

父親は25年前、母親は7年前に。

残念なことに、どちらも死に目には立ち会うことができませんでした。

現在私はお世話になっている人、知り合った人に向けて書で思いを届けていますが、2人に対しては自分の気持ちを伝えたことは一度もありません。

 

それはおそらく皆さんと同じで、なんだか小っ恥ずかしいという気持ちと素直に感謝しているとは思えなかったからです。

父親は私が小さい頃から病気がちで入退院を繰り返していましたし、母親に至っては以前書いた通りです。

 

※詳しくはこちらをお読みください↓↓↓

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でもこうして今幸せに暮らせているのも2人がいてくれたからこそ。孫たちの笑顔をみれるのも2人のおかげです。

 

今振り返って思うことは、生前

 

「色々あったけど、ありがとう。おかげさまで幸せな人生を歩めています。」

 

と一言でも直接言うことができていたならどれだけ良かったろうなと。

両親2人の気持ちも変わったでしょうし、その言葉をかけた自分自身も大きく変わったでしょう。

 

子を持つ親として感じることは、子供から感謝の言葉を伝えられるということがどれほど嬉しいことなのかということ。それまでの苦労が全て報われたような気がします。

 

ですから両親にそんな思いを体験させてやれていたらなと感じるのです。

 

 

 

そして、何より気持ちを伝えたかった亡き息子。

私の不甲斐なさでしっかりと向き合うことができなかった。もし喧嘩になったとしても自分の思いを死に物狂いでぶつけていたらどうなっていたのか今でも考えてしまいます。

 

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たらればを考えてもしょうがありませんが、私が今こうして色々な人に向けて言葉を届けているのも根底には

 

自身の大切な人に向けて言いたいことを言えなかった後悔があるからです。

 

大切な人は突然目の前からいなくなります。

いついつまで生きていて、その後は生きていないとわかっていれば優しくしたり、感謝の思いを伝えることができますが、それは誰にもわかりません。

 

目の前にいる人の存在はかけがえのないものなんです。

そこにいてくれるだけでどれだけありがたいことなのか。

当たり前なんかじゃない。

 

いなくなってしまってそれを強く感じます。

 

そして

誰かに思いを伝えるという作業は、ある意味自分と向き合う作業。

 

自分の本心から逃げていてはうまくいくものもいかなくなりますよね。恥ずかしいや面倒くさいという気持ちを乗り越える勇気を持つこと。それができればきっと色々なことが好転していくと思います。

 

気持ちを伝えないまま時が過ぎてしまい、その人がいなくなって

 

「もしあの時・・・」

 

と後悔しても取り戻すことはできません。私みたいに一生後悔することになります。

私ができなかったからこそ、他の人にはそんな思いをしたまま別れてほしくないと思ってしまいます。

私自身も難しいことは考えていなくて

 

「ありがとう」

 

そんな簡単な一言を伝えるだけでいいと思います。それが関係を大きく変えてしまうようになるから。
ただそれだけでいいんです。

 

もう一度故人に思いを馳せるために

 

私は何かあればすぐに書にしてプレゼントするようにしています。

 

それは時と場合によってさまざまなんですが、何か頂き物をもらった時、一緒に何かを体験した時、そして誰かが亡くなった時などなど多岐に渡ります。

 

そうすることで形に残るし、後から振り返ることができるからです。

 

旅行で観光地にいけばお土産を買いますよね?

大抵その土地ならではのものを購入します。

 

食べ物であればなくなってしまいますが、形に残るものを買うのはいつも決まった理由があります。

 

それは、その時の思い出を残すため。

 

思い出再生装置がお土産の役割です。

 

人間忘れやすい生き物ですので、何かきっかけがないとその時のことを思い出せません。(私の場合あっても思い出せないことが増えてきていますけどね。笑)

 

私の書でその時のことを思い出して貰えば、その時に考えていたこと、その時の感情を呼び起こすことができます。

故人に対する思いも同様に薄れていくものですが、その書があれば改めて色々なことを考えます。

 

「あの人はあの時こんなことをしていたな〜。」

「昔こんなことがあってね・・・。」

「懐かしいね。」

 

そうやって昔話に花が咲くかもしれません。いつでもその人が近くにいるような感覚になると言う方もいます。
それまでの人生を振り返るいい機会になり良かったと言われたりもしました。

 

中にはその書を抱き抱えて涙を流される方もいらっしゃいました。
(思わずこちらももらい泣き。)

 

私なんかの書でそれほど感動していただけて本当にありがたい限りです。

 

「人は忘れられた時に2度目の死を迎える」

 

という言葉もあるように、やはり故人にとって一番嬉しいことは度々話題にあがることだと思うんです。

いつでもその人がいるように話してやる。

それが一番いい。

 

私の家の仏壇の周りにも多くの書を飾っているのですが、参る度にそれらが目に入り、毎日感謝の気持ちを持つことができ、ご先祖様、両親、そして亡き息子にいつも話しかけています。

 

そうすることで毎朝私自身も初心に帰ることができるんです。

 

 

想いは熱いうちに

 

幸い私は今のところ体も元気で、非常に恵まれた人間関係の中で生活することができています。

スーパー経営の40年間は忙しいばかりで仕事、仕事の毎日でした。

我慢我慢の毎日でした。

 

おかげさまで多くのお客様に喜んでいただけましたが、そんな中後悔もたくさんありました。

 

「あの時こうしていれば・・・」

「あっちの道を選んでいれば・・・」

 

やりたかったけどやれなかったこともたくさんあります。

 

だからこそこれからはできるだけそんな悔しい思いをしたくない。

特に人に思いを伝えきれなかったという後悔だけはしたくありません。

 

ですから鉄は熱いうちに打てではないですが、想いも熱いうちに

 

特に大切な人への想いは感じた時に、まだその人がこの世界に存在しているうちに伝えていきたいと思います。

そうすることで自分も周りの人も幸せを感じることができると信じているから。

 

私は言葉の力を信じます。

 

そして、もし大切な誰かに想いを伝えたいけど直接届けるのは恥ずかしい/難しいという方がいらっしゃり、そのお手伝いができたらこれほど嬉しいことはありません。

 

私でお役に立つのでしたらお役立てください。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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私は長年経営していたスーパーをやめて、現在は創作活動をしながら地域を盛り上げるような活動を行っています。


これまで本当に山あり谷ありの人生を送ってきて、決して順風満帆ではありませんでした。


幼い頃の貧乏生活、若い頃の度重なる挫折、何度病院に通ったかわからないほどの病の連続、そして我が子の死。

思い返せば苦しい時期の方がはるかに長かった。

心が折れそうになったことは数知れません。


けれどいつも笑顔とユーモアを持ち続けてきた結果、今では自分のやりたいことで周りの人に喜ばれるような活動ができています。


こんな風な人生になれたのも人のためという気持ちを忘れなかったからだと感じます。

ここまで生きて来れて本当によかった。


悲しいことはありましたけど、私は私として人生を生きられることを幸せに思います。

ある程度年齢を重ね、人の喜び=自分の喜びだと今では深く感じています。

ありがたいことに私の拙い言葉で感動されたり、涙を流して喜ばれる方も出てきました。 私はそれが嬉しくてたまりません。

私ができることで1人でも多くの皆さんのお役に立てるのならこれほど嬉しいことはありません。


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この記事を書いた人

心笑庵 a.k.a 野中 哲雄(のなか てつを)

頭はこんな感じですが、坊さんではありません(笑)。

心笑庵という肩書きで創作活動をやっています。
2019年まではスーパーを経営しておりました。現在は創作活動を通して地域を盛り上げるために活動しています。

このブログでは私の現在の活動、そして紆余曲折の人生で学んだ人生の知恵をお伝えしていけたらなと考えております。

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