私たちは意識はしなくとも支え支えられる存在。

 

こんにちは 心笑庵(@shinsyoan777)です。

 

先日Twitterの方でもお知らせしましたが
我が鹿北町の駐在さんが定年でお辞めになられました。

 

この町に赴任して4年間。
色々なことがあったかと思いますが、今はただお疲れ様でしたという言葉以外にありませんね。

 

私はスーパーをやっていた関係で
ちょくちょく顔を合わせることもあったのですが、親しくさせていただくようになったのは割と最近のことです。

 

妻と2人毎朝散歩をしている最中、
交番前を通ることが多く、その際何度もご挨拶する機会がありました。

 

それから私たちが毎回行っている水汲み場の話をしたり
私が漬けた漬物や煮込み料理を持って行ったりと、なんやかんや交流するようになり仲良くなっていきました。

 

別れは寂しいですが、それは新たなスタートでもあります。

 

小春日和が続く穏やかな日。

駐在さんは新しい道へと進まれました。

 

今日はそんな駐在さんについて書いてみようと思います。

 

目次

それは突然のご報告でした

 

つい先日のこと。

 

いつものように朝からかめに向かっていると

1台のパトカーが自宅の方まで入ってきました。

 

「おはようございます!」

 

元気よく運転席から現れたのは町の駐在さん。

自宅まで来られるのは珍しいことなので

 

「おはようございます!どうされましたか?」

 

と尋ねると、あと数日で鹿北から引っ越すとおっしゃるのです。
私も妻もその言葉にびっくり。

 

「実は今年度で定年でして。野中さんには大変お世話になりました。」

 

そう深々と頭を下げられるその姿には
一つのことを成し遂げられた達成感にあふれています。

 

「それはそれは大変お疲れ様でした」

 

ここ最近仲良くさせていただいていたので
なんだか寂しい限りではありますが、一つの終わりは新たなスタート。

 

今後はあるところの警備の仕事をされるそうです。

 

「できることなら野中さんのかめの活動を見届けたかったのですが・・・」

 

と言っていただけ私としては感無量。
今後とも鹿北に立ち寄られることがあれば仲良くさせていただきたいと思います。

 

「本当に4年間お世話になりました」

 

ご挨拶の後、遠ざかっていくパトカーを見送りながら私は1人考えました。

 

 

「鹿北で定年を迎えられるのだから何か記念になることはできないだろうか?」

 

自分が警察官として最後を迎えた地に何か目印となるものが残っていれば
また訪れた際も感慨深いでしょうし・・・。

 

 

私にできることといえば・・・。

 

今はこれしかないでしょう!笑

 

そう考え今の私にできる精一杯のお返しの気持ちを込め
その2日後駐在所の方にかめを届けました。

 

 

 

持っていった際はいらっしゃらなかったのですが、
後日わざわざ自宅まで来られて

 

「こんなに素晴らしいものをありがとうございます!」

「できれば駐在である時期にずっと眺めていたかった。笑」

 

そう言って感激していただけました。

 

 

これで私の気持ちもスッキリ。

 

最後に駐在さんの笑顔が見れて清々しい気持ちになりました。

 

 

市民の安全を守るという仕事

 

町の駐在所というとあまり目立たない存在です。

できれば警察のお世話になりたくないという思いがあるからでしょうが
なかなか自分から近づいていく人は少ないでしょう。

 

 

もちろん私もそうです。

車を運転中も何も悪いことをしていないのに
パトカーとすれ違う時なんかは緊張してしまいます。笑

 

警察署になんかできる限り近づきたくありません。

 

そんな風に人から距離を置かれる警察官という職業。

 

でもなくてはならない仕事です。

 

市民の安全を守るため日夜頑張っておられます。
けれども私たちはその姿をあまり想像しませんよね。

 

私も妻と2人散歩する中で仲良くならない限り
駐在さんと積極的に関わることはなかったかもしれません。

 

 

思えば以前の駐在さんも良い方でした。

地元の方とも打ち解け合い
相当居心地がよかったのか移動せずに2期も務められた方もいらっしゃいます。

 

パトカーや交番をみると気持ちのいい感じはしませんが
実際接してみると本当に良い方ばかりです。

 

町のため地域のため
相談に行けば親身になって話を聞いてくれます。

 

私たちの目の届かないところで
私たちの暮らしを支えてくれている。

 

まさに縁の下の力持ちと言える存在です。

 

生きているのではなく生かされている

 

普段生活していると日常は当たり前の連続となります。

 

昨日と今日が劇的に違う。

なんて人はおそらくほんの一握り。

 

大抵の人が同じような毎日を過ごしています。

 

けれど実際のところ私たちの生活は見えないけれども
多くの人たちに支えられているものです。

それは意識しないと当たり前の姿をしてわからないようになっている。

 

いつの間にか生活の中から消えていく視点でもあります。

 

 

手前味噌ですがスーパーやコンビニで普通に商品が買えるのも
そこに働く人がいるからですし、

そこで働く人たちも配送センターやトラックの運転手さんたちがいるから
商品を受け取ることができる。

 

どれをとっても魔法みたいに目の前にパッと現れるわけではありません。

 

郵便物ひとつとってもそう。

住所を書くだけできちんと届けてくれるのですから
こんなにありがたいことはありません。

 

消防署の人たちもそうです。

いつ起きるかわからない火災のため
日夜体を鍛えながら待機する日々。

 

本来なら火災が起きないほうがいいのですから
消防士の方達の仕事がないほうが世の中的にはいいわけです。

 

 

けれどもそんな人たちがいるから私たちは何事もなく便利に生活ができる。

 

一つの商品や一つのサービスが目の前にあるのも
そこに関わる多くの人がいてくれるからこそ。

 

誰かが支えていてくれるからです。

 

普段は意識しない
そんな人たちの存在を確認するたびに

 

「私は生かされているんだな」

 

と実感します。

 

 

お互いがお互いを支えている

 

人間一人一人の力は決して弱いものではありませんが
それでも誰かと協力した方が楽ですし、より多くのことが可能になります。

 

決して1人で生きているのではない。

 

人は決して1人では生きられない。

 

自分を支えてくれる誰かの存在を意識し始めたとき

人生に対する自分の立ち位置も向き合い方も変わっていくのではないでしょうか?

 

実のところお互いはお互いを支え合う存在。

 

私も常に支えられながらここまで生きてこれました。

 

これまで多くの人に支えられてきたからこそ
今度は自分が誰かの支えになれればいいなと思います。

 

そしてこれを読んでいるあなたももちろんそうです。

 

「自分なんかあまり役に立っていない」

「いなくてもいいんじゃないか」

「取るにとらない存在に感じる」

 

人生においてそんなことも多々ありますが
あなたの存在に救われている人もいます。

ただそれが見えないだけなのです。
生きている限り誰かの役には立っています。

 

だって考えてみてください。

何かものを買えば、そこの従業員さん達の暮らしを支えているわけですし
人が生きているというだけで必ず誰かを支えているんです。

 

欠けていい存在なんてありません。

 

生きている限り誰かの役に立てている

 

そんな視点を持つことができれば
生きづらい気持ちも少しは楽になるのではないでしょうか?

 

人間は本来生きてるだけで、命あるだけでいいんです。

 

だからこそ私もできるだけ長生きし
多くの人の役に立ちたいなと思っています。

 

佐藤さん 長い警察官生活

本当にお疲れ様でした。

 

今後のご活躍を祈念しております。

 

ありがとうございました。

 

 

追記

本日は昨日神社に持っていったかめの修復を行いました。

これでバッチリ!

今日の天気のように清々しい気持ちで明日を迎えられます。笑

 

それでは!また。

 

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私は長年経営していたスーパーをやめて、現在は創作活動をしながら地域を盛り上げるような活動を行っています。


これまで本当に山あり谷ありの人生を送ってきて、決して順風満帆ではありませんでした。


幼い頃の貧乏生活、若い頃の度重なる挫折、何度病院に通ったかわからないほどの病の連続、そして我が子の死。

思い返せば苦しい時期の方がはるかに長かった。

心が折れそうになったことは数知れません。


けれどいつも笑顔とユーモアを持ち続けてきた結果、今では自分のやりたいことで周りの人に喜ばれるような活動ができています。


こんな風な人生になれたのも人のためという気持ちを忘れなかったからだと感じます。

ここまで生きて来れて本当によかった。


悲しいことはありましたけど、私は私として人生を生きられることを幸せに思います。

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この記事を書いた人

心笑庵 a.k.a 野中 哲雄(のなか てつを)

頭はこんな感じですが、坊さんではありません(笑)。

心笑庵という肩書きで創作活動をやっています。
2019年まではスーパーを経営しておりました。現在は創作活動を通して地域を盛り上げるために活動しています。

このブログでは私の現在の活動、そして紆余曲折の人生で学んだ人生の知恵をお伝えしていけたらなと考えております。

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