儚い桜を見て思うこと。幸せを感じるために必要なこと。

 

こんにちは 心笑庵(@shinsyoan777)です。

 

小春日和とはこのことかと思えるほど
ポカポカした日々が続いています。

 

心地いい気温のせいで
ご飯を食べるとすぐに眠くなってしまいます。

 

(まあこれは今に始まったものではありませんが。笑)

 

うちの近所もそうですが
とにかく桜が美しい。

 

 

薄ピンク色の花びらが風に舞い、
一斉に運ばれていく様子をみているとなんともいえない気持ちになります。

 

 

いよいよ春ですね。

 

さっと咲いてはさっと散る。

短い時間に色々凝縮されているからこそ
考えさせられることがあります。

 

美しい桜を見ながら思うこと、感じること。
人生において大事なことに気づかされる。

 

今日はそんなお話です。

 

 

目次

散るからこそ美しい

 

桜って儚いですよね。

咲いたかと思えばあっという間に葉桜になります。

 

特に雨が多かったりしたら瞬く間に散ってしまう。

 

春の訪れを告げいつの間にか
さっといなくなる。

その姿はなんだか「男はつらいよ」の寅さんのよう。

 

「さくら!今帰ったぞ!」

「お兄ちゃん!」

 

(偶然にも妹の名前もさくらでしたね。笑)

 

けれどその儚さがあるからこそ
哀愁が漂いますし、次に出会った時に感動があります。

 

桜も1年に1回しか咲かないからありがたいんです。

 

 

ひまわりしかり、梅の花しかり。
タケノコしかり、スイカしかり。

他の花や野菜も特定の時期だけに見られるからありがたいのであって
1年中いつでもすぐに手に入ってしまえば旬も何もありません。

 

もし年中桜が咲いていたら誰もお花見なんてしないかもしれません。
少なくとも私はしないでしょうね。

 

期間限定で変化するから注目しますし
儚く散っていくから心が動きます。

 

 

満開から散り始めた桜を見ながらふと感じたのですが、

これって幸せにも通じるのではないでしょうか?

 

 

幸せも同じではないか

 

「幸せになりたい」

 

と多くの人はいいます。

もちろん私もそう思って生きてきました。

 

けれど幸せになりたいということは
幸せでない状態があるからなれるのであって
ずっと幸せな状態にあっては幸せになることはできません。

 

いや、幸せを感じることができないといった方が正しいでしょうか。

 

もし生まれながらに大富豪として生まれ
なんでも手に入り少しの苦労もなく日常を過ごしていては
自分のことを「幸せな人」だと感じるでしょうか?

 

「あれが欲しい」

「買いなさい」

「あれも欲しい」

「買いなさい」

 

こんなことが続けば全てのものがあるのが当たり前で
ありがたみも感じなくなると思います。

 

「壊れてもまた買えばいいや」

という心持ちでいては感謝の気持ちも無くなるでしょう。

 

もちろん私は大富豪の気持ちはわかりません。
どちらかといえば真逆の立場を歩いてきた人間です。笑

 

結構長い期間お金には苦労してきました。

 

でもだからこそ

「これが欲しい!」

と思ったものが手に入った時の喜びはとても尊いものでした。

同時にすごく幸せだった。

 

反対に大切にしていたものが壊れた時には
なんとか修理してでも使おうという心持ちができました。

 

ものに対しても人に対しても
感謝の気持ちを持つことができました。

 

これは健康についてもいえます。

特に身体に不調が起きていない時には
毎日ご飯が食べられ、毎日普通過ごせることに
特段のありがたみも感じませんでした。

 

TV番組で病気の人の特集をやっていても

 

「うぁ〜大変だろうな。気苦労が多いだろな」

 

と完全に他人事。

 

けれどひとたび自分自身が病に倒れてからは
それまでの生活がどれほど恵まれていたのか
まざまざと見せつけられました。

 

椎間板ヘルニアで全く身動きが取れなくなった日々。

インプラント失敗で
数年間まともにものを噛むことができなくなった日々。

インプラントで腰骨を移植したときには
一時的に歩くのもままならないほど足が麻痺してしまいましたし

 

大腸がんの後遺症の話は以前お話しした通り。

 

 

「普通がこんなにありがたいことだったなんて・・・」

 

心に大きな楔が打ち込まれた気分です。

 

だから今こうして元気になった身体をみると
全てがありがたく感じます。

 

儚い日々がとても愛おしく感じられるのです。

 

ずっと幸せな状態ってある意味不幸

 

何も起きずに全てが順調で簡単。
強い刺激もなく苦労や悩みもない。

 

ずっと穏やか。

 

そんな状態は一見すごく幸せに思えますが、
それを心から実感できるのは
一度それらを失ったことがある人だけなのではないでしょうか?

 

ずっと順調だと

他人が苦しんでいてもその気持ちはわからない

だから今自分が幸せなのかどうかもわからなくなる。

 

もし事故で手足を失ったりしたら

がんで胃を切除しなければならないとしたら

今の状態でさえもどれほどありがたいことなのか気づきます。

 

本当は今の状態でも十分色々恵まれているのに
余計に欲しがる気持ちがあるから
それを見失ってしまう。

 

だからこそ人生には困難なことや
悩み苦しみがやってくるのではないでしょうか?

 

今あるものに気づかせるために。
幸せに気づかせるために。

 

いくら美味しいからといって
毎日同じメニューを食べていてはいつか飽きるし、それを美味しいと感じなくなるものです。

 

甘いのばかりでなく
たまには辛い、酸っぱいものも食べたくなる。

 

味を変えるからこそ定番のメニューでも
また飽きることなく美味しく味わえる。

 

うまくいかないことがあるからこそ
当たり前の状態でも十分であることに気がつく。

 

だからたまにはハズレのお店に入り
まずい料理を食べてがっかりすることも必要なんだと思います。

 

(※ちなみに私の場合ハズレのお店に入ることが多いので妻によく怒られます。笑)

 

そういうもんだと考える

 

仏教でも「人生は苦である」と言われています。

だからきっとうまくいかないことの方が多くて当然なんです。

 

「なんで私にだけこんなに辛いことが?」

 

と狼狽えることもあるでしょう。

 

私も周りには見せていませんでしたが
息子を亡くした時には心底狼狽えて自分のそれまでの人生を疑いました。

 

それまでの人生が間違いだったのかと
何度も自問自答する日々に放り込まれました。

 

もちろん病気の時も辛かったですが
人生においてあれ以上の苦しみはもう訪れることはないでしょう。

長いトンネルでしたけれど
今私は息子と共に、一体となり、かめに向かう日々です。

 

ですから失敗も挫折も幸せを味わうためには必要なこと
うまくいかないことの先には必ずいいことがある
今苦しいならば将来大逆転が待っている

 

そう感じるようになりました。

 

もしかすると凸凹な人生を楽しむ勇気がなければ
それを受け入れることができなければ
本当の幸せってなかなか手に入らないものかもしれませんね。

 

人生は凸凹が当たり前。
逆に凸凹していた方が色々なものが引っかかりますし
得られるものも多い。

 

そんな風に考えてみてはどうでしょうか?

 

凹凸のない人生は味気なく
あっという間に流れていきます。

 

私自身これまで色々なことがあったから
人生そんなもんだと思えるようになりました。

 

美しい桜を眺めながらその儚さに想いを馳せ
来年もまたこの桜を拝めるよう
それ以外の日々を噛み締めていこうと改めて思いました。

 

うまくいかない日々も
いつか訪れる幸せをより大きなものにするスパイス。

今は味を整えて、美味しい料理を作っている最中なのかもしれませんね。

 

大丈夫。
途中で味付けを間違っても挽回はいくらでも効きます。

 

きっとそれまでうまくいかなかったこととが
隠し味としてより一層の深みをもたらしてくれますよ!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

よければこちらもお読みください。

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この記事を書いた人

心笑庵 a.k.a 野中 哲雄(のなか てつを)

頭はこんな感じですが、坊さんではありません(笑)。

心笑庵という肩書きで創作活動をやっています。
2019年まではスーパーを経営しておりました。現在は創作活動を通して地域を盛り上げるために活動しています。

このブログでは私の現在の活動、そして紆余曲折の人生で学んだ人生の知恵をお伝えしていけたらなと考えております。

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