焦らずゆっくりいきなっせ。自分の言葉にハッとさせられた日。

 

こんにちは 心笑庵(@shinsyoan777)です。

 

いやはや 普段から色々な文章を書いていると
周囲からはさぞかし思慮深い人なんだろうと思われてしまいますが
全くそんなことはございません。笑

 

もちろん私が考えた言葉ではありますが
その全てを実行できているかと問われれば

完全にNO。笑

 

これらを全部実行できていれば
さぞかし立派な人なんでしょうが私は違います。

 

どこにでもいる普通のおじさんです。

 

ただこういう考え方でいれば
人生うまくいくのではないかということを
実体験をもとに話しているに過ぎないということをご了承ください。

 

つい先日もそのことを実感したエピソードがございましたので
恥ずかしながらご紹介したいと思います。

 

いつもながらの失敗エピソードです。笑

 

 

目次

あろうことかお酒を飲んでかめに向かう

 

先日近所の数人と小規模なお花見を行いました。

 

みんなで弁当を持ち寄り、歩いていける場所でできるだけ密にならないよう注意しながら。

 

今やっているかめの活動のこと
これからどうやっていくかなどお酒が入っていましたので
私は饒舌に語ってしまいました。

 

みんなもこれからの展望にワクワクすると言ってくれたので
ますます頑張らねばなと感じましたね。

 

そしてあとはいつもの馬鹿話。

日々溜め込んだ失敗談を自慢げに披露します。

 

「わははは!笑い過ぎてもう腹のいたか。笑」

「ようそやん話の出てくるね。笑」

 

そうやってみんなと談笑しながら数時間が過ぎ
いい感じで酔っ払った時にお開きとなりました。

 

「いや〜気持ちいいな〜」

 

まだ明るいうちから酔っ払うという久々の経験に
気をよくした心笑庵はこの勢いのまま、かめに向かうことにしたのです。

 

今思えばこれがいけませんでしたね。笑

 

 

ほろ酔い気分で気持ちよくかめの上に筆を滑らせます。

この時手がけていたかめは
地域のかめ街道の入り口に置く予定のものでした。

 

仕事から帰ってこられた時、ホッとしてもらえるよう

 

「おかりなさい 無事でなにより おつかれさま」

 

と書きました。

 

そして反対側には近所の方がその道を通り気分よく仕事にいけるよう

 

「いってらっしゃい 焦らず 気をつけて」

 

と記しました。

 

 

 

小春日和の昼下がり
いつも以上にご機嫌な私はこの文章を書きながら
自ら悦に入っておりました。

 

 

聞こえていたはずの天の声

 

そうやって文章を綴っていると、地元の車屋さんがこられました。

 

半年前かめを運ぶための車を購入したのですが
その定期点検をするためにこられたようです。

 

「いや〜すごかかめの量ですね。笑」

 

見渡す限りのかめの並びに感嘆の声をあげられています。

 

「そやんたい!笑 どんどん増えるけん 毎日忙しかばっかりたい。笑」

 

ご機嫌な私はニコニコ笑顔でかめに向かいながら答えます。

 

「ばってん野中さんはよかこつばしよんなる。人のために行動して素晴らしかですよ」

 

褒められた私はさらに気をよくします。
筆の運びもいつもに増して滑らかになります。

 

「・・・ところであと一字はどこに入れるとですか?」

 

なんとなくそう言われたような気がしたのですが
ほろ酔い気分の私は上の空でよく聞こえていません。

ただただ無我夢中で筆を走らせるばかり。

 

「それじゃあまた後で車は持ってきますけん」

 

そう言って車屋さんは立ち去って行きました。

 

1人残された私は、一度目の塗りが乾くのを待ち
2度目の塗りに取り掛かるのでした。

 

自分の言葉に気づかされる

 

そうして小一時間が経った時、私はあることに気がつきました。

 

「えっ⁉︎」

 

自分ではきちんと「おかえりなさい」と書いたつもりですが
目の前にあるかめの表面には「おかりなさい」と書いてあります。笑

 

酔っ払っているせいかと
目を何度も擦りますが、その様子に変化はありません。

 

「おかりなさい」って???笑
(”え”が抜けているため修正不可能。笑)

 

そこで先ほど車屋さんが口にしていた言葉が頭をよぎります・・・

 

(・・・ところであと一字はどこに入れるとですか?)

 

そういえばそんなことを言ってたな・・・。

 

 

さらによく見ると他の部分の文字も塗料が垂れて
見苦しい状態になっているではありませんか!

 

「なんてこったい・・・(トホホ)」

 

完全に夢見心地で作業をしていた私は
全然ピンときておらず、まさかそんなミスをしているとは思いもよらなかったのでした。

 

流石に大幅な修正が必要となり
がっかりしていると点検を終えた車を持って、再度車屋さんがこられました。

 

そうして事の次第を話すと大爆笑。

 

「そやんでしょ?笑 私もおかしかな〜て思いよったとですよ。」

「でも野中さんがあまりにも気分よく書きよらすけん 強く言いきらんだったです。笑」

 

詳しく話を聞くと文字を抜かしていることも
塗料が垂れて見苦しくなっていることにも気づいていたそう。

ですが2つ同時には指摘できなかったそうです。笑

 

「遠慮せんで言うてくれたらよかったて!笑」

 

失敗はいつものことですが、今回はちょっと気付かされることがありました。

それはここで私が書いていた文章。

 

「焦らず 気をつけて」

 

自ら焦るな!気をつけろ!と書いている側から
焦って注意力散漫で進んでしまいました。笑

 

もし酔っ払った状態でなければ
車屋さんの声にもその時点で気づいていたでしょうし
大幅な修正も必要なかった。

 

そのことに気づいた私は恥ずかしいやらなんとやら。

 

「こりゃ自分自身に書いた言葉だな」

 

と自らの言葉に諭されました。

 

他人に向けた言葉は自分に返ってくる

 

「人に向けて使う言葉は実は自分に向けられたものでもある」

 

とよく言われます。

 

これは

自分自身の至らなさが他人を通して鏡として現れる

ということでもあります。

 

今回の一件でまさにこれを痛感させられました。笑

 

まさか自らの言葉を顧みることになろうとは・・・。

 

いつも

 

「こんないい言葉をありがとうございます!」

 

と言ってもらえるためちょっと調子に乗ってしまいました。

 

後が詰まっているからと、焦ってほろ酔い気分のままかめに向かったことに対して
バチが当たったのかもしれません。

 

「こら!心笑庵!そやん気持ちでかめに向かうな!」

 

神様がそうおっしゃっているからこんな間違いをしたのかも・・・。

 

いつもなら一つ一つのかめに思いを込め、
差し上げる方に喜んでもらえるよう誠意を持って接するのですが
この時ばかりはそれができていませんでした。

 

人のふり見て我がふり直せならぬ

我が言葉見て、我がふり直せですね。

 

 

いつも偉そうに文章を書いておりますが

私もまだまだ勉強中の身です。
全てを完璧にできているわけではありません。

 

むしろ抜けていることの方が多いです。

 

人は鏡。

 

ふとした時に気付かされますが、
普段からこれを意識しないといけませんね。

 

私も妻に向かって色々言ってしまいますが
自分自身果たして言っていることの半分もきちんとできているか・・・
なんだか自分を顧みる機会が増えそうです。笑

 

他人の何かが気になるときは
それが自分の中にもあるからということを忘れないようにしたいですね。

 

今回のエピソードも誰かの何かの気づきになればいいと思います。

 

失敗を失敗と捉えるのも
学びと捉えるのも自由。

 

解釈は無限大です。

 

これからは前にもまして

 

「自分はできているだろうか?」

 

という視点を持ちながら文章を考えていきたいと思います。笑

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

私は普段から失敗を重ねてきております。

その代表的な失敗エピソード。家族旅行での大失敗エピソードをここにご紹介いたします。
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この記事を書いた人

心笑庵 a.k.a 野中 哲雄(のなか てつを)

頭はこんな感じですが、坊さんではありません(笑)。

心笑庵という肩書きで創作活動をやっています。
2019年まではスーパーを経営しておりました。現在は創作活動を通して地域を盛り上げるために活動しています。

このブログでは私の現在の活動、そして紆余曲折の人生で学んだ人生の知恵をお伝えしていけたらなと考えております。

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