あなたは勘違いしていませんか?言葉にすることの大切さ

 

 

こんにちは 心笑庵(@shinsyoan777)です。

 

今朝は特別寒かったですね。朝から凍えながら車に乗り込みました。

 

今日は片道1時間かけて、2ヶ月に1度の定期検診でした。
ガン治療して以来ずっと行われている恒例行事。

幸いなんの異常もなく過ごせていますが、検診日を間違えて病院に行ってしまうという失敗の方はなかなか治りません。(苦笑)

 

「野中さん、今日は検診日じゃないですよ」

と何度受付で言われたことでしょう。笑

 

大丈夫です。今日は問題なく検診を終えることができました。

 

 

さて、今日の言葉は

「口には出さぬ 不器用な人なれど 一言聞きたい 望みあり でもあなたの心が見えるから 此処までついて来ました」

 

これはあるご婦人に差し上げた文章なのですが、多くの人(特に男性)は自分の気持ち(本音)を表現しません。特に私のような昭和世代の方なら尚更その傾向がありますね。(私より上の方は特にそう)

私はどういうわけかなんでもペラペラ喋ってしまうタイプですので、そういった方を見ていると

「もったいないな〜」

そう感じてしまいます。

 

頭の中ではどんなに考えていても、口にしないと相手には伝わりません。私は以前そんな経験が数多くありましたので、今では積極的に思ったことを口にするようにしています。(私の場合、余計なことまで喋っていつも母ちゃんに怒られていますけど。笑)

 

ちょっとしたことでも感謝の気持ちを伝えたり、自分の考えをはっきりと口にしたり。そこで議論になることもありますけど、何も言わずすれ違っていくより何倍もいいと思っているからです。

 

ということで今日はそのことを書こうかと思います。

 

目次

誰でも本当は言葉が欲しい

 

それはあるご婦人と話しているときのことでした。

その方は、いつもスーパーで買い物をしていただいているお客さんで、ちょっと世間話をすることに。たわいもない話をしながら、得意の失敗談で相手を笑わせていたところ

 

ご婦人「いや〜野中さんはよう喋るですね〜(笑)。うちの人は無口であんまり喋ってくれんとですよ。普段何かしてもありがとうの一言もない。一言あるだけでも違うとですけどね。」

私「まあ男はそやんですもんね。旦那さんは口には出さんでも感謝はしとらすと思いますよ。」

ご婦人「ん〜そうですね。なんとなくそれは感じますけど、やっぱり一言あるのとないのでは違うもんですよ。長年連れ添って、あの人はそやん性格てわかっとるけん、まあよかですけど。笑」

 

そんな会話になりました。これを聞いて私は色々思うところがあったんです。

 

このようなご夫婦は私の周りにもたくさんおられます。口下手な旦那さん、もしくは口下手な奥さん。どちらも本心では相手を想っているのに、恥ずかしくて口に出せない。

 

「長年連れ添っているけど本当はもっと喋りたい」

そんな声を聞くことも多いです。

 

幸い私たち夫婦は色々なことをしゃべりますので、仲はいい方だと思います。スーパーを経営していた時も朝から晩までず〜っと一緒に働いていましたし、休みの日も一緒、1年を通してもほぼほぼ一緒です。

 

「そんなに一緒にいて、嫌になりませんか?」

周りからはそう言われますが、不思議とそうはなっていません。むしろこれが自分たちにとっては普通なことなので、幸運なんでしょうね。

 

やっぱり一言

「ありがとう」

という感謝の言葉を伝えるかどうかがで状況が変わってくるんだろうと感じています。

 

感謝を伝えだしてから変わった

 

こんなことをいう私も昔はこんなに感謝を伝える人間ではありませんでした。

 

30歳前に熊本に帰郷し、それから地元で妻と知り合い結婚したんですが、仕事は本当にキツくて朝から晩まで2人で働きづくめ。叔父叔母が経営するスーパーで2人揃って働いて、3人の子供を育てました。

 

住まいは当時で築100年くらいは経っていたであろうボロ屋の1室。風呂なし8畳一間に当時5人で住んでいました。ゴキブリは出るわ、ネズミは出るわ、雨漏りは何箇所からもするわで、今考えるとよくあんなところに住めていたなと感じるほどです。

 

「ここから這い上がっていくぞ」

そんな気持ちでそこに住み始めたのですが、その分妻には苦労をかけました。

 

新婚早々、そんなボロ屋につれてこられるとは思ってもいなかったでしょうから。影で落ち込んでいたかもしれませんね。それでも私自身は弱い姿は見せられないと、必死に働きました。

妻も妻で必死に働き、冬にはあかぎれで全ての指が腫れ上がり、夜は痛い痛いと毎年泣いていたことが昨日のことのように思い出されます。

 

「本当に申し訳ない・・・」

そうは思うもののお金の余裕もなく、旅行はおろか、プレゼントの一つもをあげることもできない自分が歯痒かった。それでも無いなりに何かできないかと考えてはみたものの何も思いつきません。

 

そんな風に感謝の気持ちを特別伝えることもなく何年も忙しく過ごしてきました。そんなある日、家族で日帰りで遊びに行った後、家に帰ってきて

 

「いつも苦労をかけているけどありがとうな。」

本当に何気なしに言ったことでしたが、妻の目にはみるみる涙が溢れてきました。ボロボロこぼれ落ちる涙を見ながら、どれだけそれまで我慢させてきたかを改めて知ることになったのです。

それからしばらくはいつもより優しくなったように感じました。(数日経つと元に戻りましたが。笑)

そんな経験をしたからでしょうか、言葉で伝えることの大切さに気づけたのは。その後は少しずつですが定期的に感謝の言葉を伝えるようにしています。最初は気恥ずかしさがありましたが、今ではもう慣れましたね。

 

その一言でそれまでの行為が報われる

 

その後も忙しい日々は続きました。スーパーを閉めることになるまでの40年近く妻には苦労ばかりかけてきたと思います。

お盆休みもなく、年末年始も休むことなく働いてばかりの人生でした。私自身がヘルニアになり、しばらく入院した時には、妻が鮮魚を担当したり(泣きながら仕入れに行っていたようです)、長男が鬱病になったり、数年前次男が亡くなったりと本当に波瀾万丈で苦労のかけっぱなしですが、たまに2人で食事に行ったりしたときには妻に対する感謝の気持ちを書にしたため、お店の方に運んできてもらうなどのサプライズをやったりもしました。

 

私は決して器用では無いですし、そんなことでしか感謝の気持ちを表現できませんが、妻は涙を流して喜んでくれます。今は

 

「此処までついてきてくれてありがとう」

本当にそんな気持ちです。妻の方もきつかったけど、ついてきてよかったと思ってくれていると信じています。(そうであって欲しい。笑)

 

長い文章でなくとも、一言「ありがとう」という言葉をもらうだけで、人は頑張れます。気持ちが変わります。それまでの苦労が報われた気になるものです。もちろんモノで表現して欲しいという人もいるでしょうが、やはり言葉は大切。

 

どんなに心で思っていても、それが相手に伝わっているかどうかはわかりません。一言、たった一言で気持ちが伝わるなら、関係がよくなるならそうした方がいいのではないかと思います。

特に女性は言葉が欲しいというのもよく聞きます。私の周りの男性陣にもこのことを提案したのですが、

 

「わかるけど、そやんこつは恥ずかしくて絶対口にできん。よ〜そやんことができるね」

と一蹴されてしまいました。笑

その恥ずかしさを超えさえすると新しい世界が待っているのにな〜と感じます。

 

勇気を出して感謝の気持ちを伝えること。みんなが恥ずかしがらずにありがとうが言える世の中になればいいですね。

 

あなたも奥さんや旦那さんに感謝の気持ちを伝えてみませんか?

 

改めて本日の一言

 

最後にもう一度今日の言葉をおくります。

「口には出さぬ 不器用な人なれど 一言聞きたい 望みあり でもあなたの心が見えるから 此処までついて来ました」

 

心は通じていても言葉として聞くと、更に関係が良好になりますよ。

誰かのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

誰でも楽して生きていきたいですよね?
つらいことからは逃げたくなりますよね?

 

私もそうでした。若い頃は何度も逃げた経験があります。今でもたまに嫌なことから逃げたくなりますが、年をとって過去を振り返った時、いつも思い出すのは苦労から逃げずにがんばれた経験です。もしあなたが後悔せずに生きたいとお思いならばこちらの記事をオススメします。

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私は長年経営していたスーパーをやめて、現在は創作活動をしながら地域を盛り上げるような活動を行っています。


これまで本当に山あり谷ありの人生を送ってきて、決して順風満帆ではありませんでした。


幼い頃の貧乏生活、若い頃の度重なる挫折、何度病院に通ったかわからないほどの病の連続、そして我が子の死。

思い返せば苦しい時期の方がはるかに長かった。

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この記事を書いた人

心笑庵 a.k.a 野中 哲雄(のなか てつを)

頭はこんな感じですが、坊さんではありません(笑)。

心笑庵という肩書きで創作活動をやっています。
2019年まではスーパーを経営しておりました。現在は創作活動を通して地域を盛り上げるために活動しています。

このブログでは私の現在の活動、そして紆余曲折の人生で学んだ人生の知恵をお伝えしていけたらなと考えております。

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