人生に廻り道はない。全てが意味あるものになる。

 

こんにちは 心笑庵(@shinsyoan777)です。

 

本日は我が家恒例の水汲みに行ってまいりました!

 

昨年から大体2週間に1回
妻と2人で地元の湧水がある場所まで
水を汲んで来ております。

 

「水ってそんな違いがあるの?」

 

と疑いの目を向けているそこのあなた!

全然わかってませんね〜。

 

本当に全然!全然違うんです!

まろやかと言いますか
口当たりが優しいと言いますか

とにかく雑味のないクリアな味わい。

 

これはコーヒーやら紅茶にしても
味は変わってきます。

 

もはや私はこの水の虜です!

 

・・・と熱く語ってきましたが

 

 

私も以前まで水汲みにいく人を横目に見て

 

「わざわざそんなことする必要ある?笑」

 

そう思っておりました。笑

そんな違いはないでしょ?と思っていた
過去のわたし大馬鹿野郎!ですね。笑

 

それが今では自分の家の水だけでなく
数軒分の水を配達することになっています。

 

配達を待つ水達

 

やはりいいものは人に紹介したくなるたちですので
そういうことは我慢ができません。笑

 

 

そうやっていつもお世話になっている場所ですので
周りを掃除したり、感謝を表すため鳥居を自作して
設置したりもしています^ ^

 

鳥居といってもミニサイズのものですけどね。笑

 

 

 

 

「そんなに良いならば場所を教えてくれ」

 

という声が聞こえてきそうですが
流石にここで話してしまうと
人が殺到してもいけませんから申しあげられません。

 

スイマセン。苦笑

 

 

さて本日はまたまたご紹介いただいたお話をもとに話したいと思います。

その話というのは2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞された
大村智(北里大学特別栄誉教授)さんのお話です。

 

人生には色々な困難や一見廻り道と思えるようなことが多々ありますが
それらは全て必要なことなんだと改めて感じさせられる話でした。

 

というわけで今日の一言

「人生の廻り道は順路である。あなたは正しい道を歩いている」

今何かで悩まれている方にとって
何かヒントになればと思います。

 

目次

大村先生の生い立ち

 

まず最初に大村智さんののことを少し紹介すると・・・

 

山梨大学で理科と体育の教員免許を取得した大村さんは、
卒業後は地元での教員生活をしようと考えるのですが
あいにくその年は山梨での理科教師の採用はありませんでした。

 

そこで結局は県外の夜間高校の教師になり、
そこでは充実した生活を送っていたようです。

 

このままそこで過ごしていくのかと思われていましたが
ある日、転機が訪れます。

 

それは化学の試験の最中に起こりました。

 

大村さんの目に1人の生徒の姿が飛び込んで来たのです。
その生徒は昼間の仕事で油に汚れた手で鉛筆を握りながら必死に試験に望んでいます。

 

その姿を見た大村さんは

 

「私は今まで何をやってきたんだろう」

 

と恥ずかしい気持ちになったそうです。

 

昼間は普通に働きながら、
それでも学びたいという意欲あふれる

その生徒の「ひたむきな姿」に心打たれた大村さんは、決意します。

 

それは教員を続けながら、研究を再開すること。

 

研究室に寝袋を持ち込み、金曜日の夜から日曜日にかけて
集中的に実験などに取り組みます。

 

その間も弟さんへの仕送りなどで生活は決して楽ではなく
当時は即席ラーメンを箱買いしながらの生活をしていたとのこと。

 

しかし夜間高校で真剣に必死に学ぶ
学生の姿に奮い立つものがあったのでしょう。

 

人は、純粋で一途な姿を目にしたり、
懸命に一つのことに打ち込む姿に深い感銘を受けたりするものです。

 

スポーツ選手や職人さんの姿なんかが特にそうですよね。
一つのことを極めようとする人はとても美しい。

私自身も本当にそう思います。

 

もし大村さんが大学を卒業し、
普通に理科の教員として採用されていれば
ノーベル賞を受賞されることもなかったでしょうし、

もし定時制高校でこの学生と出会っていなければ、
同じく数々の功績もなかったことでしょう。

 

世界に大村智という名が広まることもなかった。

 

ほんの些細な日常の一コマの中に

運命をガラリと変えてしまうような
「劇的な瞬間」が突然訪れたという逸話です。

 

一見廻り道に見えたものが
自分には必要なものだった経験あなたにもありませんか?

 

 

私自身の廻り道

 

普通は廻り道なんてしたくないですよね。

できるなら最短距離で目的地まで行きたい。

 

誰もがそう感じると思います。

 

大村さんみたいなすごい人と比較するのは
おこがましいですが私自身もたくさんの遠回りがありました。

 

高校を卒業し、

自動車工場、消化器販売、トラックの運転手、
キャバレーのボーイ、結婚式の司会などなど

九州を離れ、各地を転々とする日々。

 

最終的にはスーパー経営に落ち着きましたが
それまでには全然関係のない仕事をたくさんしてきました。

 

その間、辛い挫折や
できれば経験したくなかったこと
情けない思いもたくさんあった。

 

田舎者だと馬鹿にされたこともあったし
それに言い返せない不甲斐ない自分にも出会ってきました。

 

「なんで自分だけこんな目に」

と周りを羨むことも正直あった。

 

 

けれどその経験全てが今の自分を作っています。

 

数々の失敗
泣き笑いの果てに出来上がった

その結晶が心笑庵という存在です。

 

失敗や辛いことも笑いに変え
大丈夫だと前向きに生きる

 

自らをさらけ出し

 

「こんないい加減でミスばっかりの自分でも楽しく生きられる」

「だからあなたもきっと大丈夫」

 

そう言い切れるのも過去の廻り道と思えた経験があってこそ。

 

遠回りに思えたこと全てに意味があったのです。

 

 

遠回りは失うばかりではない

 

人は何かを得ることより
何かを失うことの方を恐れる

と聞いたことがあります。

 

だから「こうしたい!」という思いがあっても
「失敗するのが怖いから・・・」という思いを優先してしまう。

 

そうして失敗=廻り道という図式が頭の中に出来上がる。

 

けれど本人が失ったと思っていることの中にも
きっと何かを得ていると思うのです。

 

大抵それは目に見えません。

何故ならその大半が感じることだからです。

結果だけ見れば失敗/遠回りに見えるでしょうが
そこには学びや気づきが必ずあります。

 

そしてそれは
自分という人間を作るのに必要なパーツなんだと思います。

それがなければ自分は完成しない。

 

私のこれまでの経験もそう
息子を亡くしたことでさえそうです。

 

それにより私というものの輪郭が余計にはっきりしました。

 

深い後悔や罪悪感に塗れたけど
だからこそ深く傷ついた人に寄り添える。

 

上部だけではない本心からの言葉を紡げる。

 

おそらく頭だけで理解しようとしても
無理だと思います。

 

いくら本で勉強したとしても
実体験に基づく言葉には敵わない。

 

人の悲しみや苦しみの理解は
経験者にしかわかりません。

 

だからこそ思うのです。

取り戻せないものに想いを馳せるより
これから何ができるかを考えるべきだと

 

これは私自身が息子を亡くし一番に感じたことでもあります。

 

人によっては遠回りしてしまったことを
深く後悔している人もいます。

 

「あの時あの道を歩んでいれば・・・」

「本当ならもっと早くに結果が出たはずなのに・・・」

「時間を無駄にしてしまった・・・」

 

けれどそんな廻り道をしてきたからこそ
感じることもあるはず。
学んだこともあるはず。

 

私も今までの70年間
色々なものを置き忘れたり亡くしたりしてきた

散々廻り道をしてきました。

 

だけど今振り返ると
それ以上のものを受け取ってきた。

 

だから遠回りしたことがよかったと思うし
逆にそうしなければならなかったんだと感じます。

 

そのことに気づけた自分を誇りに思うし
今がとても幸せなのもそうやって
過去の自分を認められたからだと思います。

 

廻り道をしていたようで実は順路を歩いていた。
ずっと正しい道を歩んでいたのです。

 

きっとそうだと思います。

 

改めて今日の一言

 

最後にもう一度今日の一言

 

「人生の廻り道は順路である。あなたは正しい道を歩いている」

 

辛い経験や挫折を味わうと

 

「なんで自分がこんな目に」

と思ってしまいますよね。

「早くここから抜け出したい!」
「ゴールに辿り着きたい!」

そう思いますよね。

 

でもそんな時でも失ってばかりではありません。
見えないだけできっと何か大切なものを得ている時間なんです。

 

陰極まれば、陽となる

という言葉もあるように

いつかその経験がいい方向に転化する時がくるはずです。

 

廻り道には学ぶべきもの、手に入れるべきものが必ず落ちている

 

だからこそ
それを見逃すことなく、
無駄な時間だったと考えるのではなく

手間をかけた分
時間をかけた分

それだけ大きなものを得られるはず

 

そう考えて日々を過ごしたいですね。
私もまだまだ学びを深めていきたいです。

 

今苦しんでいる人もいつか全てを認められる日が来ますように。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

以前書いたこちらの記事も同じような内容がありますので
よければお読みください。

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これまで本当に山あり谷ありの人生を送ってきて、決して順風満帆ではありませんでした。


幼い頃の貧乏生活、若い頃の度重なる挫折、何度病院に通ったかわからないほどの病の連続、そして我が子の死。

思い返せば苦しい時期の方がはるかに長かった。

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この記事を書いた人

心笑庵 a.k.a 野中 哲雄(のなか てつを)

頭はこんな感じですが、坊さんではありません(笑)。

心笑庵という肩書きで創作活動をやっています。
2019年まではスーパーを経営しておりました。現在は創作活動を通して地域を盛り上げるために活動しています。

このブログでは私の現在の活動、そして紆余曲折の人生で学んだ人生の知恵をお伝えしていけたらなと考えております。

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