悩みはいつか強みになる。過去の私の悩みを告白します。

 

こんにちは 心笑庵(@shinsyoan777)です。

 

先日久しぶりに妻と外食しようと出たのですが
目的の中華屋さんは要予約のテイクアウトのみだったため

しょうがなく近くのお好み焼き屋に入りました。

 

 

お好み焼きは美味しくいただいたのですが
定休日でもないのに目的のものを食べられないこの状況

改めてコロナの早期終息を願った日でした。

 

しかし飲食店の方も大変だと思います。

お客さんは「あれが食べたい!」と思った時に来店するわけですから
食べたい時に目的のものがすぐ手に入らないと足が自然と遠のきますよね。

 

歯がゆい思いをされている方もたくさんいらっしゃるでしょう。
普通に食事ができていた今までがなんだか遠い昔のように感じます。

 

早く元に戻って欲しいですね。

 

 

 

さて、今日は悩みについて。

何名かの方にLINEで連絡をいただいたのですが
みなさん何かしらの悩みを持たれています。

 

「なかなか思うようにできない」

「友人がこんなことで悩んでいる」

「自分の無力感を感じる」

 

など日々の生活の中でいろいろ思うことがあるようです。

 

 

私は今でこそなんでも人にさらけ出す人間になれたのですが
最初からこんなではなかったんですよ。

昔は悩みに悩んだ時期も当然ありました。

 

しかしそんな悩みもいつしか強みに変えることができた。

 

今日はそんな話をしたいと思います。

 

 

今悩みに押しつぶされそうな方
どうしていけばいいかわからなくなっている方

そんな人たちに向けて書いていきます。

 

目次

悩み多き若い頃

 

以前から何度も書いています
私は幼い頃、家が貧乏で母親もめちゃくちゃな性格だったため
大変な気苦労を患っていました。

 

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けれど人にはそんな弱い自分を知られたくなかったため
人前ではできるだけ明るくひょうきんにおどけてみたり
本当に思っていることを隠しながら生きていました。

 

ある時、
あれは寒いクリスマスの時期でしたか

 

「放課後職員室に来なさい」

 

と学校で数人の生徒が先生に呼ばれました。

 

私もその中に含まれていて

 

「なんだろう?」

 

と思い行ってみると

先生から靴下を渡されたのです。

 

「この靴下は先生たちがお金を出して買ったものです。
クリスマスプレゼントとしてこれを君たちに渡します。」

 

そう言われたのですが、
私以外の生徒を見てみると
みんな養護施設の子供達。

 

子供ながらに理解できました。

 

これは家が貧しい私に対する施しであると

 

先生たちからしたら良かれと思っての行動だったのでしょうが、
子供の私は自分の置かれている状況が悔しくて悔しくて。

 

表面的には明るく振る舞って
みんなの盛り上げ役のつもりでいたのに
結局そんな風に思われていたことが心底悲しかった。

 

ですから思わず

 

「そんなもん、いらん!」

 

と靴下を投げ捨てて職員室から飛び出しました。

 

薄暗い帰り道。

家に帰るまでの間やるせない気持ちに
涙が止まらなくてしばらく寄り道をしながら
時間を潰して帰っていたことを
昨日のことのように思い出します。

 

 

「早くこんな環境から抜け出したい!」

 

高校を卒業し、九州から離れ、
なれない仕事をする中
反骨精神だけではなかなか成果をあげることができず悩む日々。

 

そんな風に自らの本心を隠しながら生きていたからでしょうか
うまくいかないことも多く、ストレスを感じ、
若い頃から頭の毛が抜けていきました。

 

そうです。
私は薄毛に悩んだ日々があったのです。

今だから言えますが
若い頃からカツラもつけていました。

 

しかしこれがまたネックで
更に自分の中に隠し事を持ってしまうような感じでした。

 

髪は女性の命と言われますが
男にとっても大事なものです。

 

年をとってしまえばなんてことありませんが
若い頃の薄毛というのは本当に精神的に苦しかった。

 

苦しい中で更なる苦しみが襲いかかり

 

「なんで自分は小さい頃からこんな目にばかり遭わないといけないのか?」

 

と自分の生い立ちを恨んだこともあります。

 

ですがある時
ふとしたきっかけで転機が訪れるのです。

 

 

人生の転機を自ら作った日

 

それは俳優のユルブリンナーを見た時でした。

 

その映画がなんだったかは忘れましたが
彼のスキンヘッドを見た時

 

「なんてカッコいいんだ・・・」

 

とその姿に憧れました。

 

そして

 

「今後も髪の悩みを抱えて生きていかなければいけないなら
いっそのこと自分もユルブリンナーみたいになろう!」

 

そう決意し、心機一転
髪を全て剃りました。

 

「これでもう悩むこともなくなる」

 

そう思うとなんだかスッキリしました。

 

しかし、何かがおかしいのです。

初めて坊主にした人はよくわかると思うのですが
顔の色と頭皮の色は結構違います。

 

頭皮の部分は日焼けしていないので
顔よりも白いのです。

 

普段カツラをつけていた私も同様
顔と頭皮の色が全く違いました。笑

 

そこで天気の良い日に海辺まで出かけ
顔と頭皮を同じ色にするため日焼けをしました。笑

(あれは確か夏前だったと思うので
なかなか焼けず何度も通った思い出があります。)

 

これで完全体です!笑笑

 

私が初めてスキンヘッドで登場した時の家族の表情は今でも忘れられません。

 

「お、お父さんどうしたと?」

「うあああ、ツルツルになってる!笑」

 

最初は戸惑いの表情でしたが
次第に面白がってくれるようになりました。

それに散髪代も入りませんし
シャンプーもいらず
石鹸で全部いけます!笑笑

 

この数十年
数日おきに自分で剃っています。

家庭の財布には多大なる貢献していることになりますから
妻にはもっとありがたがってもらいたいですね。笑

 

 

ですが当然はじめて人前に出る時はドキドキでしたよ。

 

初めは

「なんと思われるかな・・・」

「変に思われないかな」

と不安もたくさんありました。

 

けれど大抵の人は笑顔で迎えてくた。

 

「よう似合っとるたい!」

と好意的に受け取ってくれました。

 

思えばそこからだったと思います。

 

「もう隠さないでいいんだ!」

「もうありのままでいいんだ!」

 

そう思えたのは。

 

自分が散々悩んできたことは、
一つの勇気を持つことで
いとも簡単に解決した。

こんなことなら早くやっとけばと感じたことも事実です。

 

でもその一歩を踏み出すのがなかなか難しいのですよね。

 

わかります。
私も長年悩んできましたから。

 

でも勇気を出して自分をさらけ出すと
思わぬものが手に入ってくるようになったのです。

 

悩みが強みに変わっていった日々

 

それはもう20年以上前のこと。

 

ある会議に出るため珍しくスーツをきて出かけた日。
(※普段は魚を捌くため作業着)

 

車を運転していて、
あるトラックを追い越したところから事件は始まりました。

 

バックミラーをみるとトラックが後ろにぴたりとついて
明らかに威嚇しています。

 

今流行りの煽り運転というやつです。

 

何度か引き離そうとしますが
鼻息を荒くした運転手はなかなか逃してくれません。

 

そこで私は最寄りのコンビニに立ち寄り
それを回避しようと考えました。

 

「流石については来ないだろう・・・」

 

そう思いながらコンビニの駐車場に入ると
後ろのトラックも同じように入ってくるではありませんか!

 

そして私が逃げられないように
私の車の真後ろにぴたりと駐車しました。

 

「あーこれは何か言いにくるつもりだな」

 

そう感じた私はダッシュボードの上のサングラスをそっと掛け
サイドミラーでトラックを確認します。

 

すると勢いよく運転席から降りた
いかにもやんちゃそうな若者がこちらに向かって近づいてきます。

 

一歩、また一歩。

その様子から相当腹を立てているのが見て取れます。

 

しかし、ここで変化が見られました。

 

おそらくサイドミラー越しに私の顔が見えたのでしょう。

スーツ姿のスキンヘッドにサングラス。
一見して関わりたくはない人です。笑

(私でも近寄らないと思います。笑)

 

憮然とした態度で座る私の姿を見た若者は
くるりと踵を返し、ダッシュで運転席に座り
急いでトラックをバックさせ
逃げるように駐車場から走り去っていきました。

 

私は一言も発していません。笑
ただ座っていただけなのに相手は勝手に逃げていきました。

 

今までコンプレックスに感じていたものに
救われた話です。

 

こんなことは結構あって

例えば公衆電話を待っていると
前の人が

「お先にどうぞ」

と先に回してもらえたり

 

パチンコ店でも何故か席を譲ってもらえたり
玉をもらえたり

 

普通にしているだけで何故かみんなよくしてくれます。

 

 

こんななりをしていますから
一見怖い人に見られますが
話してみるとおしゃべりで
失敗談や馬鹿話ばかりするというギャップが受けて
一気にファンにもなってもらえます。

 

「あ、面白か野中さん!笑 お久しぶりです!」

 

こんな風にスキンヘッドというのはやはりインパクトありますから
すぐに覚えてもらえます。

 

人が魅力を感じるのはギャップを感じる時だと聞いたことがありますが
私はまさにそれのようで。

 

「またお会いしたい」

そう言っていただけることも多いです。

 

このツルツルの頭が私を色々な意味で助けてくれています。

 

昔から悩んでいたことが
いつの間にか強みになっていたことを実感するばかりです。

 

 

みんな隠したいからこそあえて出す

 

悩みなんて普通他の人に知られたくないものですよね。

 

どちらかといえば隠して墓場まで持っていきたい
そんな人もいるでしょう。

 

私も昔はそうでした。
ずっと悩みを隠して生きていくんだろうなと思っていました。

 

けれどそのまま進むのは辛かった。
それはもう体がもがれるような辛さです。

人によっては

 

「なんだそんなことで」

 

と思われるかもしれませんが
本人にとったらえらいことです。

とてつもなく辛いこと。

 

だから私は自分が壊れる前に
それを曝け出しました。

 

もうこれでいいやと
ある意味諦めました。

 

いや諦めるというか
受け入れたという方が正しいでしょうか。

 

「こんな自分でもいいや」

 

そう思えたから道が開けた気がします。

 

かつてのコンプレックスが今ではトレードマーク。

まさか髪を剃ると決断した時には
こんな未来があるとは思えませんでした。笑

 

 

悩んでいるその時は辛いけど
いっそ開き直ることも有効なのかなと思います。

 

例えば

辛い経験談は誰かを助けるための癒しになったりするでしょうし、

(↑これは本当にそうで実際に経験した人の言葉は何よりも説得力がありますし、重みも違います。)

 

人と話すのが苦手だという悩みを持つ人は
それだけ聞き上手ということですし

 

見方を変えれば弱みは強みになります。

 

実際、

私の場合、聞くより話す方が好きなため

おしゃべりの人の中にいると
自分の話す時間が減り不完全燃焼になってしまいます。笑

 

そんな中、自分はあまり話さなくとも
しっかりとした相槌や反応をいただける人がいるだけで

私は元気になり、良い気分になります。

 

うまく聞いてあげられる能力でも
相手には与えていることになるのです。

 

それに実はみんな悩みを外に吐き出したいと思っているものです。
みんな悩みを隠しながら生活していますから。

 

そんな中勇気を出して悩みを告白すると
自分も楽になりますし、相手も

「わかる〜私も同じようなことで悩んでた!」

と共感されることもしばしばです。

 

やっぱり自然体と言いますか
ありのままで生きている人の方が人からも好かれる傾向になると思います。

 

悩みはある意味強みになる。

 

悩み苦しんだ経験は決して無駄な時間ではありませんよ。

 

このことを頭に入れておくと
いつか役に立つと思います。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

悩み苦しんだ時
同じような経験をした人に助けられたという人は多いと思います。

私自身、そして妻を助けてくれた人の話をここに書きました

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私は長年経営していたスーパーをやめて、現在は創作活動をしながら地域を盛り上げるような活動を行っています。


これまで本当に山あり谷ありの人生を送ってきて、決して順風満帆ではありませんでした。


幼い頃の貧乏生活、若い頃の度重なる挫折、何度病院に通ったかわからないほどの病の連続、そして我が子の死。

思い返せば苦しい時期の方がはるかに長かった。

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この記事を書いた人

心笑庵 a.k.a 野中 哲雄(のなか てつを)

頭はこんな感じですが、坊さんではありません(笑)。

心笑庵という肩書きで創作活動をやっています。
2019年まではスーパーを経営しておりました。現在は創作活動を通して地域を盛り上げるために活動しています。

このブログでは私の現在の活動、そして紆余曲折の人生で学んだ人生の知恵をお伝えしていけたらなと考えております。

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