【人生は山登り】人生を彩る最高の調味料は思わぬところにある

 

 

こんにちは 心笑庵(@shinsyoan777)です。

 

いよいよ師走に入りました。激動の2020年もあと1ヶ月。

 

商売をやっているとこの12月というのは毎年ドキドキでした。
というのも本当に恐ろしく忙しかったからです。笑

 

その分売上は上がるのですが、それだけヘトヘトになります。
(非常にありがたいことなんですけどね)

 

大晦日まで営業し、年明け2日から初売り。そのため元旦も早く眠らなければなりません。
寝坊しようものなら大変なことになりますので、元日の夜はすぐ起きれるように毎回コタツで眠っていました。

 

正月らしい正月を過ごせたのはここ2年くらいでしょうか。一昨年ガンの手術をしたときは病院で正月を迎えましたし。年末年始は本当にいつもバタバタです。

 

そして私は箱根駅伝を見るのが大好きだったんですが、いつも録画、しかも早送り。

 

それが今年の正月は念願叶ってはじめて何も考えずゆっくりみることができたんです。

いや〜うれしかった。箱根駅伝をリアルタイムで見る。たったそれだけの事なのに幸せな時間。とても贅沢な時間を過ごしているみたいに感じました。いつか箱根の小涌園で直接みることが夢です。

 

さて、私は生まれて今まで70年あまりを過ごしてきたわけですが、振り返ると本当に山あり 谷ありだったなと感じます。楽なことより苦しいことの方が多かったですが、今思えばそんな経験全てがかけがえのないものでした。

 

 

そこで今日の言葉は

「汗をかき 登りきった頂で かぶりつく塩おにぎりは 高級料亭の味がする 隠し味は耐えて歩んだ苦労の数」

 

人生の中で山をいくつも登ったからこそ今の景色があるんだろうと思います。

 

目次

幼い頃の遠足で食べたおにぎりの味

 

この言葉は地元のお米屋さん(米都らいすさん)に差し上げたものです。取引先でもあったこの会社の社長さんから依頼されて書いてみたものなんですが、会社の方に飾って頂いているようです。(本当にありがたいことです。)

 

依頼されてみて一番最初に考えたことは、小学生の時に行った遠足のこと。

私の実家のそばには西岳(標高648m)という山がありまして、小学校の頃はそこに遠足にいくことが毎年の恒例行事でした。みんなでワイワイしながら山を登っていく。

 

木々の間から刺しこむ光はキラキラと綺麗で、ひんやりとした空気がとても気持ちよかった。地面に落ちている長めの木の枝を拾っては杖みたいにして、誰の杖が一番カッコいいかなんてことを競いああったりもしてましたね。

 

汗をかきながら、息を切らしながら、しばらく歩いて山頂に到着し、弁当箱を開ける。

中に入っているのは、おにぎりと沢庵のお漬物。

一口かぶりつくと、それだけで何もいらないと思えるほど美味しかった。

 

「うまか〜!!」

 

山の上で食べるおにぎりは本当に最高です。おかずなんていらないほど。

頑張って登ったからこそ味わえるご褒美。苦労した先に待っているご馳走です。

 

そんな当時の思い出を振り返りながらこの言葉を考えました。

 

仕事しかしてこなかった40年

 

30歳手前で帰郷してからというものこの40年間は本当によく働いたなと思います。

 

朝から晩までよく体を動かしました。無理が祟り、椎間板ヘルニアになったり、大腸ガンになったり、歯の方もインプラントになったりと身体の方にはいささか無理をさせすぎたなと感じますが、スーパーという形態もあり、なかなか休むことは叶いませんでした。

 

盆正月関係なく働きましたし、ストレスや疲れで頭痛が止まない時でさえ鎮痛剤を飲んで、深夜早朝から魚を捌き続けました。それだけお客様に喜んでいただけることが嬉しかったのです。

 

「ここの魚を食べたら他では食べれんもんな〜。」

「刺身は此処でしか買わんて決めてます。」

「この町にのなかさんがあってよかった〜。」

 

そんな声を聞いてしまうと思わず頑張ってしまいます。当時は新鮮な魚を取り扱っているところは少なく、うちの魚を目当てでこられるお客さんも多かった。ですからこの町の食文化に多少なりとも貢献できたことは私の誇りです。

 

けれど一つだけ心残りがあります。それは仕事に精を出すあまり家族サービスというものをあまりできなかったこと。

子供達と1泊の家族旅行に行けたのもわずか1回。(それも大失敗の旅行でした。笑 このことはまた別に書こうと思います。)

 

夫婦2人だけの旅行なんて結婚してから1度だけ。今思えばもう少しなんとかなったかなと思わないこともありませんが、どうしても難しかった。

 

できることなら家族水入らずの時間をもう少し増やせればよかったというのが正直な気持ちです。そうすれば何かが変わっていたのかな・・・。

 

「申し訳ない」

 

そんな気持ちもありはしますが、今それぞれが元気に暮らせているからまあいいのかなと思っております。(このように結構適当です。笑笑)

 

後悔のない人生を歩む

 

私の人生は失敗に次ぐ、失敗。今でも毎日何かしらやらかしてしまいます。笑
本当に何もない日の方が少ないほど。

 

それでも毎日懸命に生きております。それは熊本に帰ってきてからずっと。

 

失敗ばかりで旦那として父親として理想とは程遠いかもしれませんが、それでも自分なりに一生懸命やってきました。そうやって懸命にやってきたからこそ、周囲の人には喜んでいただき今は本当に幸せに暮らせています。

 

「きつかったけど頑張ってきてよかった」

心の底からそう思います。

 

何年も時間に追われる生活を続け、多くのものを犠牲にしてきたからこそ、今改めて時間のありがたさを身にしみて感じますし、散歩をしていても道端に咲く花々、風の匂い、近所の人の笑顔、それらが本当に輝いて見えます。

 

仕事のつらさ、身体の不調や息子の死。

きつい山を登ってきたからこそ今こうしていられることが幸せに感じるのでしょう。決して豪勢な暮らしでなくとも、当たり前が嬉しい。

 

「あの時は挫けず、よう頑張ったな」

自分にそう声をかけてやりたいですね。

 

その時その時で精一杯頑張っていれば、きっと後悔も少ないのではないかと思います。私の場合、失敗が多いので、

 

「あの時こうしていれば・・・」

なんてことはしょっちゅうあります。ですがいつからか笑い飛ばすようになりました。

 

「一生懸命やったのならしょんないか。」

そうやって考えているうちにそれをネタとして人に話すように。それを聞いて人が笑ってくれるのなら、その失敗にも意味を与えることができます。

 

ですから今の私にとって人生で起こること全て話のネタです。
(家庭内のこともネタにするので母ちゃんによく怒られます。笑)

 

だからなのか後悔もあまりありません。(覚えてないだけかもしれませんが。笑笑)

 

『苦労は買ってでもしろ』とはよくいったものです。

 

山頂でのおにぎりと同じで高い山に登った人ほどその喜びはひと塩。

苦労は人生という料理の最高の調味料。

 

これまで色々なことがありましたが、つらい経験をいくつも乗り越えてきたからこそ今があります。苦労してきて本当によかったと今では感じられています。

 

ありがたいことです。

 

改めて今日の一言

 

最後に改めて今日の一言を

「汗をかき 登りきった頂で かぶりつく塩おにぎりは 高級料亭の味がする 隠し味は 耐えて歩んだ苦労の数」

 

結果が同じだとしても苦労してきた方が多くのものを得られると思います。

 

誰かのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

早いものでわたしも70歳になります。10年前よりも確実に筋力は衰えていますね。
鏡を見ながら

「年をとったな。」

そう感じることもあるのですが、そんな私の目を覚まさせる出会いがありました。まさかこんなに元気な大先輩がいるとは。年をとったなどと弱気になりかけた私をハッとせさたおばちゃんの話はこちらの記事で。

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私は長年経営していたスーパーをやめて、現在は創作活動をしながら地域を盛り上げるような活動を行っています。


これまで本当に山あり谷ありの人生を送ってきて、決して順風満帆ではありませんでした。


幼い頃の貧乏生活、若い頃の度重なる挫折、何度病院に通ったかわからないほどの病の連続、そして我が子の死。

思い返せば苦しい時期の方がはるかに長かった。

心が折れそうになったことは数知れません。


けれどいつも笑顔とユーモアを持ち続けてきた結果、今では自分のやりたいことで周りの人に喜ばれるような活動ができています。


こんな風な人生になれたのも人のためという気持ちを忘れなかったからだと感じます。

ここまで生きて来れて本当によかった。


悲しいことはありましたけど、私は私として人生を生きられることを幸せに思います。

ある程度年齢を重ね、人の喜び=自分の喜びだと今では深く感じています。

ありがたいことに私の拙い言葉で感動されたり、涙を流して喜ばれる方も出てきました。 私はそれが嬉しくてたまりません。

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この記事を書いた人

心笑庵 a.k.a 野中 哲雄(のなか てつを)

頭はこんな感じですが、坊さんではありません(笑)。

心笑庵という肩書きで創作活動をやっています。
2019年まではスーパーを経営しておりました。現在は創作活動を通して地域を盛り上げるために活動しています。

このブログでは私の現在の活動、そして紆余曲折の人生で学んだ人生の知恵をお伝えしていけたらなと考えております。

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