【驚異の九十六歳】元気の秘訣は〇〇にあった!

 

 

 

こんにちは 心笑庵(@shinsyoan777)です。

 

いや〜最近は時代の流れが早くてなかなかついていけないところがあります。

特に機械操作はどうも苦手で。(一応高校では機械科を卒業しているはずなんですが、おかしいですね。笑)

最近はスマホでなんでもできるようですが、私の場合はLINEとカメラぐらいしか使えていません。

 

あ〜そうそう、そういえば息子にクイックペイというのも使えるようにしてもらいました。
小銭を出す必要がないので、これは確かに便利ですね。

 

特に苦手なのがパスワード入力を求められるもの。正直何が何だかわかりません。どれが何のパスワードなのか????もはやパスワードアレルギーと言ってもいいくらい拒絶反応が出ます。笑

 

これが年というものでしょうか?

 

さて、今日は私と違い90歳過ぎても頭がしっかりし、まだまだ元気に活躍されているおばちゃんの話。私が子供の頃から知っている方で長年たばこ屋を経営されています。

 

そのおばちゃんへ送った言葉が今日の一言です。

 

「商いおばちゃん 行ける 行ける まだ行ける 九十六歳まだ行ける 訪れる人がいる 楽しめる楽しめるまだ楽しめる 目指す百歳 まだ楽しめる 会いに来る人がいる」

(※今回は字が間違っております。笑 ”合”→”会”)

 

これほど元気なおばちゃんはなかなかいらっしゃらないと思いますよ。

 

目次

私の故郷にある一軒のたばこ屋

 

私の故郷は、温泉と千人灯篭踊りで有名な温泉町山鹿市内から北へ数キロ、国道を右に折れたところにあります。2、30戸の集落がぽつぽつと5カ所に点在する小さな地区です。

周りを杉林に囲まれ、何もない場所ですが、静かでいいところ。

 

各集落にはたばこと酒、生活に必要な最低限の食料や駄菓子を売っている5坪のほどの店がありました。昔は日本のどこにでも見られた風景。私の住んでいた地区にも小さな店が5〜6軒はあったでしょうか。

 

当時は子供が多かったですから、せまい店内はいつもごった返している状態。
(なんせ私の地区の子供だけで2クラスできていたほど)

 

「おばちゃん!飴玉ひとつちょうだい。」

「このくじ当たっとるよ!おばちゃんもう一ついいね?」

「おばちゃん、コーヒー牛乳の瓶はここに置いとくよ。」

 

今みたいに娯楽も豊富にはありませんでしたので、そんなお店で駄菓子を買い、木に登ったり、魚を取ったりするのが楽しみでした。数十円を握りしめて向かうそのお店は田舎のオアシスといったところでしょうか?

 

今はもうそんな光景を探す方が難しいですね。

 

あれから60年ほどが過ぎ、私の田舎にも綺麗な道路が通り、その風景も様変わりしてしまいました。もう昔の面影はありません。寂しい限りです。

 

しかしながら、1軒だけそんなお店が残っています。私が幼い頃、飴玉1個、アイスキャンディー1本を買いに行くといつも笑顔で

 

「いらっしゃい。ようきたね。」

 

そんな風に迎えてくれたおばちゃんももう御年96歳。その年齢になれば普通は寝たきりだったり、自分のこともままならない状態になっていてもおかしくありませんが、おばちゃんは違います。

 

商いをまだされているからか、頭の回転も早く、記憶力もすごいです。背筋もピンとされていて、本当に信じられないくらい元気。世間話だけでなく政治のことなどにも詳しい。

 

私がたばこ組合の組合費の集金や連絡事項を数ヶ月おきに伝えに行くと「売れんばい」という口癖と共に昔談義に花が咲きます。おばちゃんもおしゃべりなのでついつい長居をしてしまうことに。

 

口も達者で、同年代の男性を従えているほど。笑

(※全員お年は90歳OVERです。皆さん本当に元気)

 

変わりゆく街並みの中で変わらないもの

 

私が幼い頃と比べると町も変わり、市街地も変わり、人々の暮らしも大きく変わりました。

 

他県に足を運ぶと、どの街に行っても同じロゴの店舗が立ち並び、大手のコンビニが数キロおきにあらわれる。大型スーパーでは生活に必要なあらゆるものが品揃えしてあり、大変便利です。

郊外の大型店を訪れると揃わないものはないほど。

 

ただどこに行っても同じような風景が広がっていることに一抹の寂しさを覚えます。幼い頃ワクワクしながら通った市内の商店街の灯りもポツポツ消え、個店の専門店もほとんどなくなりました。

 

現代の若者にとっては良いことなのでしょうが、昔を知るものとしては同時に人々の活気も失われているように感じるのです。特に地方に住むものとしてはそれを如実に実感します。

 

時代の流れといってしまえばそれまです。しかし懐古主義な私の胸はざわついています。

 

「あぁ。あの頃のキラキラした感じが懐かしいな〜」

 

そう昔を思い出しながら感慨にふけっている時に、たばこ屋のおばちゃんに会うとなんだかホッとします。90歳を超えて100歳に近づこうかとしている年齢で昔と変わらず、気さくにお客さんと話すおばちゃんの姿を見ていると

 

「ここには何か大切なものがあるな」

 

そう感じるのです。

1日数人のお客さんだろうが、採算のことは気にせず、時々訪れる馴染みの人と穏やかに楽しそうに世間話をする。昔はこんな風景がそこかしこにありました。

 

昔が良かったとは言いませんが、歳をとると昔の穏やかな時間の流れがなんだか懐かしくてしょうがないですね。おばちゃんのお店に来るとそれを特に感じてしまいます。

 

人と触れ合うことの大切さ

 

(※立ち姿もしゃんとしていて私よりも若い?笑)

 

このような小さなお店が減ってきていることもそうですが、全てが機械化され、便利便利を追い求めた結果、大切な何かが失われている気がしてなりません。

 

決まりきったマニュアル通りの接客、味気ないキャッシュレス決済が普及することによりお客様への感謝の心も揺らいでしまう。考え過ぎでしょうか?

便利と引き換えに人と人との触れ合いを失う。もしかしたら人は何かを得れば何かを失うようになっているのかもしれませんね。

 

ただ私は失いたくない。おばちゃんの頑張る姿を見て改めてそう思いました。2回り以上年の離れた人生の大先輩に大切なことを教えてもらったような気がします。

 

おばちゃんを見ているとやはり触れ合いの大切さを身に染みて感じます。特に店を閉めてのこの1年はご近所さんと触れ合ってきたからそう感じるのでしょう。

 

以前どこかで「幸福度は気心知れた人がどれだけ周りにいるかで大きく変わる」と聞きました。

おばちゃんがこのお年まで元気なのも間違いなく人と触れ合って、色々な感情を持ち、刺激を受けているからだと思います。さらには好奇心を失わず世の中のことに興味を持っているからだと思います。

 

これから先、更に便利な世の中になっても人と触れ合うことの大事さを忘れないようにと気づかされたというお話でした。(更に便利になってもそれを使いこなせなければ、私には関係ないことかもしれません。笑)

こんなに元気なおばちゃんを見ていると「年とった」なんてことは、恥ずかしくて口にすることができなくなりますね〜。

 

改めて今日の一言

 

最後にもう一度今日の一言

「商いおばちゃん 行ける 行ける まだ行ける 九十六歳まだ行ける 訪れる人がいる 楽しめる楽しめるまだ楽しめる 目指す百歳 まだ楽しめる 会いに来る人がいる」

 

おばちゃん、これからも元気で長生きしてね。

 

誰かのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

わたしは何かいいことがあると、誰かと共有したくなります。(わたしの場合は嫌なことや失敗も話して共有しますけど。笑)

長年これをやってきたせいで、もはや習慣になっているほどです。
やめようとは思わないですけど、やめろと言われてもやめることはないでしょう。

というか絶対にやめません!笑

 

何故だかわかりますか?

それは、その方が絶対的に幸せになれるからです。これは私のこれまでの経験から間違いない法則だと確信しています。今よりももっと幸せになりたい!と思う人はこの記事がおすすめです。

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私は長年経営していたスーパーをやめて、現在は創作活動をしながら地域を盛り上げるような活動を行っています。


これまで本当に山あり谷ありの人生を送ってきて、決して順風満帆ではありませんでした。


幼い頃の貧乏生活、若い頃の度重なる挫折、何度病院に通ったかわからないほどの病の連続、そして我が子の死。

思い返せば苦しい時期の方がはるかに長かった。

心が折れそうになったことは数知れません。


けれどいつも笑顔とユーモアを持ち続けてきた結果、今では自分のやりたいことで周りの人に喜ばれるような活動ができています。


こんな風な人生になれたのも人のためという気持ちを忘れなかったからだと感じます。

ここまで生きて来れて本当によかった。


悲しいことはありましたけど、私は私として人生を生きられることを幸せに思います。

ある程度年齢を重ね、人の喜び=自分の喜びだと今では深く感じています。

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この記事を書いた人

心笑庵 a.k.a 野中 哲雄(のなか てつを)

頭はこんな感じですが、坊さんではありません(笑)。

心笑庵という肩書きで創作活動をやっています。
2019年まではスーパーを経営しておりました。現在は創作活動を通して地域を盛り上げるために活動しています。

このブログでは私の現在の活動、そして紆余曲折の人生で学んだ人生の知恵をお伝えしていけたらなと考えております。

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