【右にいく?左にいく?】どちらに進んでも人生に間違いはない

 

 

 

こんにちは 心笑庵(@shinsyoan777)です。

 

今日は少し肌寒いですが、天気も良く気持ちがいいですね。

今年も残すところあと一月余り。

コロナ禍のせいで2020年は多くの人の人生の転機になったかもしれません。
私自身もこれまでとは全く違う生活となりました。

 

人生にはどちらを選ぶかで大きくその後の人生が変わるような選択をしなければならない時があります。そんな時は思わず足がすくんでしまい、悩んでしまいがちです。

 

「こっちを選ばない方が良かったんじゃないか?」

「間違った道を歩いているのかも?」

「このままうまくいかなくなるんじゃ?」

 

そんな風に悩まれている人もたくさんいるかもしれませんね。

 

 

そこで今日の言葉をおくります。

「どっちの道を行っても良い 近道でも回り道でも それがあなたが選んだ人生になる」

 

あなたが選んだ人生が正解なんです。

 

目次

遠回りが人生の味になる

 

私は高校卒業から30歳手前まで職を転々としてきました。(現在70歳)

名古屋、東京、静岡、そして熊本へ帰郷。

車の製造、トラックの運転手、キャバレーのボーイ、消火器販売の営業など色々な経験をしてきたのですが、心の中ではずっと引っかかるものが。

 

「一つのことを続けていない自分はダメなんじゃないか」

 

高校を卒業し、一つの会社でずっと勤めている人に対して引け目や何かしらの劣等感がありましてね。熊本に帰郷した時もそのことが頭の片隅に横たわっていました。

 

しかし、これまで70年生きてきて、そんな風に考えていたことは完全な間違いだったなと思います。

なぜなら職を転々としながら得てきた経験こそが私の人生を豊かにするのに必要不可欠だったからです。様々な環境で本当に色々な人たちと出会ってきました。破茶滅茶な行動をする人、この人凄すぎると尊敬と憧れを感じる人、こんなに情に熱い人いるんだと感銘を受けた人。そんな人たちと接するにつれ

 

「え〜!!そんな考え方をする人もいるんだ」

 

と熊本の田舎から出てきた若造の私には全くない発想にカルチャーショックを受けたことも数知れません。そして故郷に帰ってきて、いつの間にか周りの人より幅広い柔軟な考え方ができるようになっていたことに気がつきました。

その間たくさんの失敗を経験してきたことも関係しているのかも知れません。

これまで、嬉しいこと楽しいことだけでなく、数多くの恥をかき、挫折を経験してきました。成功したことより失敗してきたことの方が遥かに多い。恥をかいた数は誰にも負けんでしょうね。笑

 

周りの人と比べると

 

「ずいぶん人生遠回りしたな~」

 

そう思わないこともありません。冷静に考えるともっと器用に慎重に生きられたかもしれないなと感じます。

 

ですが、かいてきた恥の数が今では私の話のネタの数になっています。笑

今の私には欠かせないものです。

 

「たくさん失敗してネタができて良かったな~」

 

そう心から思っています。(勿論今も毎日のように失敗し、母ちゃん(妻)に怒られています。だからネタには事欠かんですね。笑)
自分で言うのも変ですが、それらの多くの失敗が自分の人生に深みをうんでいると思います。間違いなくそうです。

 

私は人を笑わせること、楽しませることが大好きでして。自分の失敗談を話して、人が腹を抱えて喜ぶ姿を見ている時が最高に幸せなんです^ ^
人は他人の失敗談が好きですし、私も話すのが好き。これって一石二鳥じゃないですか?笑笑

 

こんな感じなんで周囲からは

「話のネタのためにわざと失敗してるんじゃ?」

そんな風に疑われてしまう始末。笑

 

決してそんなことはないんですけど、もしかしたら無意識でそうなっているのかもしれません^ ^

 

残り物の弁当ばかりを食べるというひどい食生活をしていたからかもしれませんが、直腸ガンになってしまったこともそう。一時的に人工肛門になってしまい、約2年間に渡り苦しい生活を強いられました。

 

1日に数十回トイレに行く生活を続けながら、患部が被れたり、お尻が被れたり。地獄のような激痛に耐えながら過ごす日々の中、その時期はもはやトイレが私の部屋のようでした。

 

「こんなことになるのならもっと健康を気をつけておくべきだった・・・」

 

そんな風にそれまでの自分の生活を悔いました。しかしそのお陰で今では生活習慣の大切さを身にしみて感じ、食生活、運動、ストレス全てに気をつけた生活を送ることができています。(幸いガンも転移することなく今は元気に過ごしています。)

 

ガンになる前よりも遥かに、本当に比較にならないくらい健康体になっています。遠回りと思えたガンになったことでさえも私の人生にとってはきっと必要なことだったのでしょうね。

 

こんな風に一見回り道に見えても、それが、それこそが自分の人生の味と言いますか、自分だけの人生を作る材料になるんだなと改めて感じています。

 

それを実感した瞬間がありました。

それはこんなエピソードです。

 

遠回りしたからこそ得ることができた自分のスタイル

 

私は決して達筆ではなく、自分でもそれはわかっていて、それでも日々試行錯誤しながら作品を作ってる状況。昔よりは上手くなったとはいえまだまだ人様にお見せするのは、はばかられる部分もあリます。

 

今でこそなんとか自己流で書が書けていますが、最初は必要に迫られてしょうがなく書く羽目になったんですよ。

 

というのも先代の社長から

「今日からお前が書いてみろ!」

そう突然言われたのです。

 

スーパーをやっていると、お中元/お歳暮の時期には200枚近くの熨斗書きを依頼されます。お客さんが購入された商品に熨斗をつけるために必要なんです。自らの仕事(刺身鉢盛りを作ったり)をしながら、隙間をぬってそれを書かないといけないので毎回その時期は憂鬱になっていましたね。

間違ったからといって消しゴムで消せませんから、本当に一発勝負です。

 

「なんで字が下手な自分が・・・」

「またあのバタバタしなきゃいけない時期がやってくる・・・」

 

筆文字なんか中学生以来書いたことなかったですし、四苦八苦しながらもなんとか毎年その状況を乗り越えてきました。その経験のおかげで少しずつですが自分なりに書けるかなというレベルまで鍛えられたのかなと感じています。

 

もっと上達してお客さんに喜んでいただけるよう書道をきちんと習いに行こうかとも考えていたのですが、仕事の忙しさもあり、そのまま独学を継続することに。

 

そんな折、思いついた自分の言葉を店内の壁に十数枚飾っていたところ、一人の女性がこう声をかけてくれたのです。

 

女性「いや~よか字ですね~。私も書をやりますけど、なかなかこんな風には書けない。」

私「ありがとうございます。お恥ずかしい限りですがきちんと書を習ったこともなく、そのうち勉強に行かなければと思っているところなんですよ。」

 

私は恐縮しながら、頭を下げ、少し恥ずかしく感じました。なぜならきちんとやられている方からすると、稚拙に見えるだろうなと思ったからです。

 

しかしその女性からは思いもしない言葉が返ってきました。

 

女性「いやいや、この字がいいんですよ!私も書を何年もやっていますが、一度誰かから習ってしまうとその型にはまってしまってなかなかオリジナルにはできません。字はその人を表すとも言いますし、こんなに素敵な字を書かれるなんてきっとあなたの心が綺麗なんでしょうね?」

女性「私はこのまま習いに行かずに自己流でいかれた方がいいと思いますよ。あなたの字はとてもいい。」

 

その言葉は私の心に強く刺さりました。

 

「もっと上手くならねば。もっと上手くなりたい。」

そう感じて、市内にある書道教室に行く寸前でした。しかしその方の言葉を聞き、習いに行くことはやめました。自分なりの道を行こうと心に決めたからです。

 

もし早い段階で習いに行っていれば、書の上達は今より遥かに早かったかと思います。今より綺麗に整った字が書けるようになっていたでしょう。

ですがきっと今のような書き方をすることはなかった。今のような独自のスタイルを作ることはなかったと思います。自分なりに考えながらやってきたからなのか、ありがたいことに

 

「社長の熨斗の字が好きだけん、私はここでしか贈答品を買わんて決めとるもんね」

そんな言葉をいただくことも何度もありました。

 

「熨斗なら何枚でも書くけん。もっと買っていかんですか?笑」

と冗談を飛ばしながらも、心の中ではそういう言葉をいただけることが本当に涙が出るほど嬉しかった。

 

「あなたの字がいい。」

今ではありがたいことに多くの人にそう言っていただけます。達筆でもなく、書いている言葉自体も特別なものではありません。どこにでもある言葉。誰しもが日常で感じているであろうことです。

ですがふとした時に、改めてそんな言葉に触れると人の心は緩むのかなと感じています。
忙しない日常の中で、少しでもたった一人でもそんな風になっていただけたらこれほど嬉しいことはありません。

 

最初は

「嫌だな。書きたくないな。」

そんな風に感じて嫌々やっていたことが、今では生涯続けるライフワークとなっています。

下手なりにも継続していけば人から褒めていただける。
人生というのは本当にわかりませんね。

 

「近道しなくて良かった。遠回りしたからこそ今の自分がある。」

そんな風に今では自分のスタイルに自信を持つことができています。

 

遠回りを恐れなくてもいいのでは?

 

最近はスマホで検索すれば答えがすぐ出る時代です。

 

だからなのか多くの人は正解をすぐ求めたがる傾向があるようです。年寄りの戯言かもしれませんが、できるだけ間違いを犯さないように生きているように見えます。

昔は今ほど便利な世の中じゃなかったので、とりあえずやってみないと答えが出ませんでした。だから失敗も多かった。だけど自分で試行錯誤する癖はついた。

 

決して器用には生きてこれませんでしたけど、自分でなんとかしよう!という気持ちは身につきました。そして実際なんとかなると思っているとなんとかなるもんです。

今の若者の方が能力的には昔の人より高いと思います。私はスマホやパソコンの操作が苦手ですが、若い人は簡単にできますもんね。いつもすごいな〜と時代は変わったな〜と思って見ています。

ですが勢いは昔の人の方があったなと感じます。破天荒な人が多かったからかもしれません。コロナのせいもあり、今たくさんの人の元気がなくなっているからこそ、遠回りしてもいいのではないかと思っています。遠回りを恐れる必要はないんじゃないかと。

 

ですから私はこう感じています。

 

「正しいだけが正解じゃない。正解は人それぞれ。」

「正解を選ぶことも大切だけど、選んだ方を正解にすることもできる。」

 

私は散々遠回りしてきたからこそ、遠回りすることのメリットも感じています。遠回りした経験も失敗も全部意味のあることにできますよ。偉そうなことは言えませんが、必要だから回り道するんだと思っています。回り道に自分に必要なものがあるから、そっちに行かなければならない。

 

私はそうやって回り道してきた今の自分が好きです。

 

改めて本日の一言

 

最後にもう一度今日の言葉をおくります。

「どっちの道を行っても良い 近道でも回り道でも それがあなたが選んだ人生になる」

 

 

どちらを選ぶかではなく、選んだ方を正解にすればいいと思いますよ。

 

誰かのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

人間関係の基本は言葉です。

「言葉にしなくても伝わっているだろう。」

と私は何年も勘違いしていました。今思えばきちんと言葉に表すようになってから人生は変わっていったように感じます。なんだか人付き合いが上手くいかないという方はこちらの記事がおすすめです。

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私は長年経営していたスーパーをやめて、現在は創作活動をしながら地域を盛り上げるような活動を行っています。


これまで本当に山あり谷ありの人生を送ってきて、決して順風満帆ではありませんでした。


幼い頃の貧乏生活、若い頃の度重なる挫折、何度病院に通ったかわからないほどの病の連続、そして我が子の死。

思い返せば苦しい時期の方がはるかに長かった。

心が折れそうになったことは数知れません。


けれどいつも笑顔とユーモアを持ち続けてきた結果、今では自分のやりたいことで周りの人に喜ばれるような活動ができています。


こんな風な人生になれたのも人のためという気持ちを忘れなかったからだと感じます。

ここまで生きて来れて本当によかった。


悲しいことはありましたけど、私は私として人生を生きられることを幸せに思います。

ある程度年齢を重ね、人の喜び=自分の喜びだと今では深く感じています。

ありがたいことに私の拙い言葉で感動されたり、涙を流して喜ばれる方も出てきました。 私はそれが嬉しくてたまりません。

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この記事を書いた人

心笑庵 a.k.a 野中 哲雄(のなか てつを)

頭はこんな感じですが、坊さんではありません(笑)。

心笑庵という肩書きで創作活動をやっています。
2019年まではスーパーを経営しておりました。現在は創作活動を通して地域を盛り上げるために活動しています。

このブログでは私の現在の活動、そして紆余曲折の人生で学んだ人生の知恵をお伝えしていけたらなと考えております。

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