おはようございます 心笑庵(@shinsyoan777)です。
朝晩寒くなり、布団が恋しい季節になってきましたね。
私は眠りが浅いのか、一度目が覚めてしまえばその後なかなか寝付けません。
ですから、夜中2時からそのまま起きているという日もザラにあります。
やることは色々ありますので、手持ち無沙汰にはならないのですが、たまに日中眠くてしょうがなくてあくびばかりです。笑
実は今日も夜中に目が覚めて、これを書いている今の時刻は午前4時です。笑笑
さて今年はコロナのせいでなかなか遠出もできなくなり、近所を散歩したり、鹿北町を散策することも増えました。今まで気づかなかっただけで、我が町にも魅力的な場所がたくさんありますね。
灯台下暗しを肌で感じております。
今日は春先、桜が綺麗だった時期、近所の人たち数人と花見に行った時の話です。日差しが優しくちょうどいい感じで、ポカポカ陽気の中みんなと他愛もない話で盛り上がり、とても素敵な時間を過ごしました。
今年は1年を通して、激動の年でしたので春のことが何だか遠い昔のことのように感じてしまいます。
来年の春頃は今の状況が少しはおさまっているといいのですが・・・。
さて、楽しい花見を終え、一緒に行ったメンバーにプレゼントした言葉が今日の一言です。
「中間の仲間 みんなと一緒だから 満開の桜がより美しい 真っ青な空がより目映い その下での弁当がより美味しい みんなと一緒だから このひと時は 楽しい春の一日」
喜びは一人で味わうより、みんなで味わった方が何倍も楽しいものとなりますよ。
散歩が日課になって得られたもの
2020年始めにコロナが話題となり、春先には緊急事態宣言が出て、3蜜を避けることが一般的になりました。こういう時都会に住んでいたらなかなか神経質になるのでしょうが、幸い田舎は外を歩いていても密になる方が難しいですね。なぜなら普段外を歩いている人に出くわす方が少ないですから。
こういった状況になると田舎に住んでいてよかったな〜と実感します。
幸い熊本地震の時も鹿北町には被害がありませんでしたから、住むには非常に良い場所です。
2019年末スーパーを閉店した後、運動不足解消のため妻と散歩を始めたのが今年1月。
最初は軽い気持ちで始めたことですが、それがこの12月になるまで基本的に毎日朝夕散歩しております。完全に習慣化しましたので、歩かない日があると気持ち悪くなるほどです。
運動不足解消のためと始めたことでしたが、今ではそれ以上のメリットを感じています。
それは身近な場所が実は素敵なところだと気づけた点。
それまではどこか観光地に行かないとという気持ちがあり、休みのたびに日帰りでどこかに足を運んでいたのですが、散歩をしながら町中を散策すると
「もう遠出する必要はないのでは?」
そう思えるほど、鹿北町には魅力的な場所がたくさんあったのです。
春頃だとせりなどの山菜も豊富で山を散策したりしましたし、夏は岳間渓谷で涼み、お茶屋さんが営業されているご飯屋さんで食事したり、少し前だと道路沿いに広がる一面の彼岸花、今の時期ですと山々の紅葉。
普段外へ外へ意識を向けていたため全く見えていませんでした。
というのも特に田舎は車社会です。一家に1台ではなく、一人1台が当たり前。
おそらく都会に住む人よりも田舎の人の方が歩いていないのではないでしょうか。
車でどこかに行き、用事を済ませ、また車に乗り込む。
そのため道中に何があるかなんてあまり見ていません。
でもこれが田舎の人の普通です。
ですから多くの人が自分の身の回りに素敵な場所があるということに気がついていないと思います。
何気ない畦道にも小さな花が咲いていて、季節ごとにその風景は変わり、風の匂いも変わります。
蝶々が花々を行ったり来たり、時には蜂も飛んできますし、たまには蛇にも出くわします。(ちなみに私は蛇が死ぬほど苦手で想像するだけで、身の毛がよだちます。笑)
そうそう一度ウリ坊(猪の子供)に出会したこともありましたっけ。
(こっちに向かって突進してきたので間一髪のところで避けました。)
たまには道なきみちを進んでみたり、どこに繋がっているのかわからない山道を進むことも。
そんなことをしていると毎日新しい発見だらけです。
こんな風にただ歩いているだけでも、それまで感じたことのない感覚を味わうことができます。
五感が刺激されるとでもいうのでしょうか?
前と比べて感覚が鋭くなり、気持ちがゆったり落ち着いたものとなっています。散歩していると何気ない景色にも感動でき、地元にいてもこんな素敵な気持ちになれるんだと改めて思いました。
身近なところに幸せがある
妻とも散歩しながらよく話してしたのですが、そんな身近にある素敵な場所に触れていると、案外幸せというのは近くにあるものなんだなということに気がつきました。
人の性質でしょうか?
特別な何かを求めるためには遠くに行かなければならないという意識があるように感じます。
けれど案外近くにも同じようなものはあるのです。
何も遠くのものが特別で、近くのものがありきたりというわけではありません。
ただ見えていないだけなんだと思います。当たり前の裏に隠された幸せに。
病気したり、年をとったからなのか、物欲もあまりなくなり、些細なことでも満足できるようになりました。
自分の周りを見渡せば、本当にいい人ばかりで住んでいる環境も自然が溢れてすごく心が満たされます。若い時には何もないと思っていた場所が、違って見えるようになりました。
今は昔と比べてとても便利になり、できるだけ効率化を求められます。
社会全体がそういう流れです。
誰でもめんどくさいことはしたくありませんもんね。
ですが、食事一つにしても丁寧にするだけで幸福度はまるで違います。
家庭菜園で取れた大根の葉っぱを一夜漬けにしたり、買ってきた魚の切り身をタレに漬け込んで陰干しして干物にしてみたり、拾ってきた栗で渋皮煮を作り、それをモンブランにしてみたり、あえて手間をかけるようにしています。
なんでも出来上がったものを買ってきた方が早いのですが、手間隙をかけて作った方が幸せに感じるのです。
そうして出来上がったものは、できるだけ周囲の人にお裾分けするようにしています。
自分たちだけで消費してしまうより、人にあげてその人にも喜んでいただけた方が何倍も嬉しいからです。
「この前の酢漬けはとても美味しかったよ。作り方を今度教えてくれんね。」
特別なものではなくとも人から貰えば、その気持ちだけで満たされます。
ですから私たち夫婦は散歩をしながら素敵な場所を見つけたりしたら、他の誰かにも教えてあげたくなるんです。
春先に訪れた桜並木もそんな穴場スポットでした。
人と共有すると何倍も楽しい
近所の人と話していて感じることは、私を含め、地場のことをあまり知らないということです。
どこにどんな花が咲いていて、この時期にはここからの眺めが最高に美しい。そんなことも普段当たり前にあるから気がつかない/意識しないんですね。
私たち夫婦はこの1年毎日散歩しながら鹿北町のいいところを探してきました。
毎日散歩しながら近所の人とも更に親しくなり、その人たちにもその美しい風景を見てもらい感動を共有したいと思うように。
妻と二人でその桜を見ながら
「〇〇さんたちにも見せてやりたいね。」
という流れになり、ご近所さんを連れて行きました。
大勢で行けば密になってしまいますので、最低限の人数で。
お弁当とお茶を道の駅で買って少人数でのお花見開始です。
「わぁ〜こぎゃんキレイかとね。鹿北にずっと住んどるけど知らんかった。」
「連れてきてくれてありがとう。」
「こらよか思い出になるね。」
「ほんなこつ。」
みなさん本当に幸せそうな顔をされて、こちらも胸いっぱい満たされました。
おいしいお弁当を食べながら私もずっと話しっぱなし、いつもの馬鹿話を繰り広げます。
笑い声が響いて、澄み切った青空に舞うピンク色の花びら。
みんなの笑顔で桜も笑っているのかのように更に美しく見えます。
「やっぱりみんなで見るとキレイかね。」
本当に素敵な時間でした。これまでは仕事が忙しくこのような時間を設けることが難しかったから余計にそう感じます。また来年もみんなを連れて行けたらいいですね。
これは私の持論ですが、
幸せは分かち合うとどんどん増える
長年生きてきてこれは間違いのないことだと感じています。自分だけで楽しむより、みんなで楽しむ方が自分もより楽しい。だからやめられないのです。笑
これからも素敵な場所、モノを見つけたらみんなと分かち合っていきたいですね。
ではそろそろ夜が明けてきたようですので、今日も二人で散歩に行ってこようと思います。
改めて今日の一言
最後にもう一度今日の一言
「中間の仲間 みんなと一緒だから 満開の桜がより美しい 真っ青な空がより目映い その下での弁当がより美味しい みんなと一緒だから このひと時は 楽しい春の一日」
いいことはみんなで分かち合いましょう。そうすればより幸せになれますよ。
誰かのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
食事はみんなで食べるほうが美味しいですが、以前の私の食はメチャクチャでした。
弁当やカップラーメンで過ごす毎日。野菜は少し食べればいい方で、フライや脂っこいものを好んで口にしてましたね。時間に追われるあまり身体のことを長期間おろそかにする生活。
その結果大腸がんに。
今思えば当然の報いだと思います。
そしてその罰は想像を絶するほど苦しいものだったのです。心の底からそれまでの自分を悔いるほどに。そんな苦しんだ日々を綴ったのがこの記事です。
これを読めばきっとあなたも腸を大切にしようと思うはず。当たり前にトイレにいけること/毎日普通に排便できることがどれだけ幸せなことなのかを理解できると思います。(※冗談ではなく真面目な話です。)
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私は長年経営していたスーパーをやめて、現在は創作活動をしながら地域を盛り上げるような活動を行っています。
これまで本当に山あり谷ありの人生を送ってきて、決して順風満帆ではありませんでした。
幼い頃の貧乏生活、若い頃の度重なる挫折、何度病院に通ったかわからないほどの病の連続、そして我が子の死。
思い返せば苦しい時期の方がはるかに長かった。心が折れそうになったことは数知れません。
けれどいつも笑顔とユーモアを持ち続けてきた結果、今では自分のやりたいことで周りの人に喜ばれるような活動ができています。
こんな風な人生になれたのも人のためという気持ちを忘れなかったからだと感じます。ここまで生きて来れて本当によかった。
悲しいことはありましたけど、私は私として人生を生きられることを幸せに思います。ある程度年齢を重ね、人の喜び=自分の喜びだと今では深く感じています。
ありがたいことに私の拙い言葉で感動されたり、涙を流して喜ばれる方も出てきました。 私はそれが嬉しくてたまりません。私ができることで1人でも多くの皆さんのお役に立てるのならこれほど嬉しいことはありません。
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