こんにちは 心笑庵(@shinsyoan777)です。
いよいよ3月も終わりですね。
2021年も1/4が過ぎ、明日からは新年度が始まります。
桜もついこの前満開になったと思ったのですが、
すでに葉桜になっているところも多くなりました。
時の流れが加速しているようです。
さて本日は先日あった出来事から得た大きな気づきについて書いていこうかと思います。
この気づきが起こる前は
なんてこったいという思いだったのですが、それが一転。
私の前に大きく新しい道が現れました。
と言うことで今日の一言は
「全てに意味がある。見方を変えればそこには大きなギフトが。」
です。
記念すべき時に素晴らしい贈り物をいただけました。
記念すべき100個目のかめ
前回の記事に書いた失敗エピソードの前に実は悲しい出来事があったのです。
それはある意味特別なかめのこと。
今まで多くのかめを町中から集めてきましたが、
つい先日ちょうど100個目のかめがやってきたのです。
「記念すべき100個目は特別な場所に置きたいね!」
そういう妻の声もあり私たちの住む地区の入り口に設置することに決めました。
そこにつづる文章は以前から考えていたもので前回の記事で紹介した通りです。
そうしてかめを作業台に載せようとしたところ
あってはならない事件が起きました。
なんとかめがぱっくり割れてしまったのです。
それもひびなどではなく、
文字通りぱっくり割れです。
「ああああああーーー!!!」
妻と2人運んでいた時の出来事でしたので
思わず2人して叫んでしまいました。
100個目のかめは唯一無二。もう他にはありません。
「なんてこと。よりによって100個目が割れるとは・・・」
「なんだか縁起が悪いね・・・」
妻も私も顔が曇ります。
というのもこれまでたくさんかめを扱ってきましたが、
こんな風にぱっくり割れたことは一度もなかったからです。
わずかなひびなら修正できますが、
流石にここまで綺麗に割れると直せるかどうか・・・。
とはいえがっかりしている場合ではないので
入り口用には別のかめを使うことにしました。
(そうして出来上がったのが前回ご紹介したかめ。)
それまでは順調順調で流れてきておりましたので
思わぬ出来事になんだかブレーキをひかれてしまったようで。
幸いこのかめは人に差し上げるものではなったことがせめてもの救いでした。
普段ならばその家で代々使われていたかめに文章を書き、
その家に戻して差し上げるという手順を取ります。
ですからそのかめである必要があったのですが、
今回は偶然にも戻す必要のないかめでした。
しかし、これまで大切に扱ってきたかめを割ってしまうという初めての体験に
なんだかモヤモヤした気持ちを持ちながらその日は眠りにつきました。
このままでいい
そして次の日。
前日のかめの一件を気にしていたからでしょうか?
普段より早く目が覚めました。
そうして朝から外に出て割れたかめを眺めていた時
ふと思ったのです。
「無理に割れたものを直さず、このままでいいのではないか?」
と。
むしろこのまま別の形で利用しようと思いました。
幸いにも綺麗に割れていますので
文字を書ける場所はたくさんあります。
さらに上部が完全に空いているため
このまま花壇として利用するのも面白い。
(底はもともと空いていますから水はけもバッチリ)
割れてしまったことで別の利用法
これまで思いもしなかった使用法が見つかりました。
「むしろ割れてよかったのだ!」
記念すべき100個目のかめ。
最初は割れてなんと縁起が悪いと感じましたが、
記念すべきかめが新しい視点を授けてくれました。
欠けているものも欠けていないものにはできないことができる
そんな大きな気づきを与えてくれたのです!
理想のかめという幻想
私はこれまで色々な方にかめを見せていただきましたが、
その時注目していたことといえば
「割れやひびはないか。どれだけ美しいかめであるか。」
そんな部分ばかりに目を奪われていました。
ですから
「割れたかめならあるんですけど・・・」
と言われた時には
「あ〜それは結構です」
とお断りしていたのです。
そうして私はいつの間にか
かめとはこうあるべき!
と理想のかめを頭の中に描いていました。
欠けていないかめこそが素晴らしくて
割れやひびがあるものは欠陥品だとみなしていたのです。
知らぬ間に
「こうでなければ!」
という枠を作ってしまっていた。
けれど何もそうであらねばならない理由はありません。
割れたかめ、欠けたかめが役に立たないとは限らないのです。
実際、陶磁器を修繕して使う金継ぎという素晴らしい技法もあります。
金粉などの金属粉を施され生まれ変わったその食器は以前にも増して輝いています。
逆に割れたからこそ輝くこともあるんだということ。
私はその視点が抜け落ちていました。
欠けた部分は個性となる
これは人間にも言えることでしょう。
「私は人と比べて劣っている」
「何かが欠けている」
という劣等感は誰しもが持つもの。
ですがその欠けた部分があるからこそできることもある。
例えば、深く傷ついた人は、同じように傷ついた人の気持ちに共感できるし
できない人の気持ちがわかるからわかりやすくアドバイスもできる。
できる人にはわからない視点が手に入るのです。
それを
「人とはこうあるべき!」
「完璧でなければならない」
という狭い枠に押し込めてしまっては
得られるはずのものも手に入らず苦しいばかりです。
欠けていることばかりに気を取られ
せっかくの人生を楽しむこともできないでしょう。
もしかすると人にもあるべき姿なんて本来ないのかもしれないですね。
何故ならそれぞれが持つ欠点はある意味個性でもありますから。
みんなが良しとする常識って
実際のところ多数決の括り。
だからこそ
「自分は劣っている」
そんな卑下はいらないと思います。
できないことがあることも個性。
逆にできないことでできることもある。
だったらこれはなんの役に立つだろう?
そんな風に見方を変えれば新しい道が見えてくるのではないでしょうか?
私は今回の一件で100個目のかめから
「もっと広い視野をもて!見方によってはどんなものも役に立つ!」
そんなことを教えられました。
縁起が悪いなんてとんでもない。
新しい視点を与えてくれた素敵なかめは我が家の花壇に変身する予定です!
(※立派に変身したらまたお知らせいたしますね!)
もしかしたらそれを見た誰かが
「うちもそんな風にしたい!うちのかめも花壇にしてください!」
と言ってくるかもしれません?
これからは割れたかめでも利用価値が出てきたので
かめ集めが捗りそうです^ ^
よかったよかった。
というわけで改めて今日の一言
「全てに意味がある。見方を変えればそこには大きなギフトが。」
まさに人間万事塞翁が馬。
一見悪いことと思えたことが良きことに転じました。
あなたも何かあった時には視点を変えてみることをお勧めします。
きっと不運だと思えることの中に大きなギフトが隠れていると思いますよ^ ^
私もそういう視点で物事を見ていこうと思えたエピソードでした。
ありがとう。100個目のかめ。
200個目にはまた新たな学びは訪れるでしょうか?笑
乞うご期待!
本日もお読みいただきありがとうございました。
人生の遠回りは実は順路という記事を書いています。
もし今道に迷われている方がいらっしゃいましたらお読みいただけると幸いです。
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私は長年経営していたスーパーをやめて、現在は創作活動をしながら地域を盛り上げるような活動を行っています。
これまで本当に山あり谷ありの人生を送ってきて、決して順風満帆ではありませんでした。
幼い頃の貧乏生活、若い頃の度重なる挫折、何度病院に通ったかわからないほどの病の連続、そして我が子の死。
思い返せば苦しい時期の方がはるかに長かった。心が折れそうになったことは数知れません。
けれどいつも笑顔とユーモアを持ち続けてきた結果、今では自分のやりたいことで周りの人に喜ばれるような活動ができています。
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